2018年11月13日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「スキャンダルによって浮き彫りになる日本企業(yè)の文化的な背景」と題した、東京大學(xué)大學(xué)院総合文化研究科博士課程の徐偉信（シュー?ウエイシン）氏による署名付きコラムを掲載した。以下はその概要。

近年、日本の企業(yè)界ではスキャンダルが頻発しており、その中には世界的に有名な企業(yè)も多く含まれる。日本人の誇りだった著名企業(yè)が、どうして日本人の名を汚すようなことをするのだろうか。

21世紀(jì)に入り、日本の企業(yè)世界では人々をあっと驚かせるイノベーションの成果があまり見られなくなった。このような狀況で、企業(yè)の経営者は、會(huì)社の業(yè)績(jī)を急成長(zhǎng)させることで自らの栄譽(yù)や社會(huì)的地位を得ようと考えるようになった。立命館大學(xué)の松村勝弘名譽(yù)教授は、東芝の粉飾決算について「大きな功を挙げたがる幹部の文化が結(jié)果至上論を生み出し、管理層の上から下までが粉飾行為を黙認(rèn)することになった」と分析している。

一部の日本企業(yè)界の幹部はしばしば、企業(yè)內(nèi)部の閉鎖的な文化が改革の足かせになっていると語る。しかし、日本大學(xué)の稲葉陽二教授は、企業(yè)文化と従業(yè)員の人間関係を過度に強(qiáng)調(diào)すれば、幹部自身のミスがうやむやになってしまうと指摘した。日本では會(huì)社組織は獨(dú)立した「人格」として扱われ、スキャンダルによって傷つくのはあくまで會(huì)社のイメージであり、管理者自身ではないため、その謝罪には空虛感が漂うのである。

日本企業(yè)によるスキャンダルの頻発は、日本が現(xiàn)在直面している多くの問題を映し出している。まずは、集団主義による組織への絶対服従の雰囲気だ。そして、年功序列制度や新卒者優(yōu)先の慣例が人材の流動(dòng)を困難にし、企業(yè)の不正行為に同調(diào)せざるを得ない狀況を生んでいる。近年日本社會(huì)で問題視されている「パワハラ」や「セクハラ」も、日本企業(yè)の社員が職場(chǎng)で直面する巨大な圧力を示しているのだ。（翻訳?編集/川尻）