2012年11月4日、中國人民銀行信用情報センターが明らかにしたところによると、個人の信用情報システムの2011年版の新たな信用報告が今年8月1日からサイトで公開されており、同システムに接続するすべての機(jī)関は今後、新バージョンの信用報告を參照し、これを基準(zhǔn)にしなければならないという。クレジットカードやキャッシングの滯納といったブラック情報が一生ついて回ることになるのではと心配する人は、これから少し安心できるようになる。京華時報が伝えた。

【その他の寫真】

同センターによると、同システムの新信用報告は現(xiàn)在、安定した運(yùn)営が行われており、すべての接続機(jī)関が新信用報告を參照し、これを基準(zhǔn)とすることを義務(wù)づけられる。舊バージョンの信用報告では、滯納記録はすべて表示されたが、新信用報告では過去5年間の記録のみが表示される。たとえば今年1月に滯納があった場合、新信用報告ではその記録が2017年1月までしか保存されないということだ。

同センターによると、滯納情報の表示機(jī)関はこれまで「具體的な期限を規(guī)定しない」とされていたが、今後は「5年を期限とする」に改められる。これは「信用情報管理條例」の第2次意見募集稿の規(guī)定を參考にしたものだ。信用情報機(jī)関が収集した個人のブラック情報の保存期間は5年を超えてはならず、期間はマイナスの行為や事件が終了した日を起點(diǎn)として算定する。また、信用報告の中の滯納情報には一定の有効期間を設(shè)定し、國際的な慣行に従って、信用報告の中に永久に表示されることがないようにする。

影響：消費(fèi)者の信用再構(gòu)築ニーズに対応

業(yè)界関係者の間では、5年の期限を設(shè)定することの意味は重大で、信用を再構(gòu)築したいとする消費(fèi)者のニーズに応えるものであり、消費(fèi)者のプラスの信用記録を積み上げようとする積極的な動きにプラスであり、「信用を守ることを奨勵し、信用を失えば懲罰を與える」メカニズムの構(gòu)築を促進(jìn)するものとの見方が一般的だ。

不動産ローンの偉嘉安捷の企畫部の呉昊（ウー?ハオ）経理（マネージャー）によると、新しい信用報告には2つの利點(diǎn)がある。1つは悪意でなく契約違反をしてマイナスの信用情報が発生した債務(wù)者は、実際に借り受けるローンの割合を大幅に上昇させることができると同時に、利息でも相応の優(yōu)遇條件を受けられるようになり、こうした人がローンを利用して住宅などを購入する際のニーズに応えるという點(diǎn)だ。

もう1つは新たな操作方式により、これまで「信用狀況がよくない」とされていた債権者に「チャンス」を與える上でプラスになり、仕事や生活の中で必要以上に差別されたり影響を受けたりすることがなくなるという點(diǎn)だ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/內(nèi)山）