2012年11月4日、ラジオ?フランス?アンテルナショナル中國語サイトによると、米ニューヨーク?タイムズは同日、中國共産黨第18回全國代表大會を目前に控え、中國の次期指導(dǎo)者と目される習(xí)近平（シー?ジンピン）國家副主席がすでに軍事?外交の面でかなりの基盤を築いていると伝えた。

【その他の寫真】

習(xí)近平氏の父?習(xí)仲勲（シー?ジョンシュン）氏は革命の功労者として八大元老の1人に數(shù)えられた人物で、生前は軍と深いつながりを持ち、副首相など政府中央で重要なポストにも就いていた。そのため、息子の近平氏は中國共産黨総書記の地位に就けば軍との深いパイプを受け継ぐこととなり、胡錦濤（フー?ジンタオ）國家主席が10年前に黨総書記に就任した時(shí)とは比べものにならないほどの基盤を持つことになる。

また、習(xí)近平氏は早い段階から中國共産黨中央軍事委員會弁公庁で働いていたほか、同委員會秘書長の秘書も務(wù)めており、自身も軍とはパイプを持っている。仮に胡錦濤國家主席が中央軍事委員會主席の座を2年間手放さないとしても、殘り8年間は軍を直接指揮できることになる。

外交面では、08年3月に國家副主席に著いてからすでに50數(shù)カ國を訪問している。胡錦濤氏は國家副主席を務(wù)めていた時(shí)期に17カ國しか訪れていない。また、これまでの10年間は海外から原材料を得ることに重點(diǎn)を置いた政策をとっていたが、今後は軍事力に重點(diǎn)を置いたものにシフトしていくとみられ、ここ數(shù)カ月間の民族主義を前面に出した動きはそうした今後の外交政策を予感させるとアナリストや外交関係者はみている。（翻訳?編集/岡田）