仏ニュース専門放送局LCIは、中國人観光客がいなくなったフランスの旅行業(yè)界について分析する記事を掲載した。4日、中國紙?環(huán)球時報がその內(nèi)容を紹介した。

記事によると、年間訪仏中國人客數(shù)は250萬人に上り、合計(jì)40億ユーロ（約4836億円）以上を消費(fèi)していた。訪仏外國人に占める中國人の割合は2．5％だが、フランス旅行業(yè)界の7％の業(yè)績に貢獻(xiàn)していたという。

しかし、新型コロナウイルスの影響でフランスの観光地から中國人旅行者の姿が消えた。観光業(yè)救済のため、フランスでは7月1日から中國人旅行者を條件付きで受け入れ始めたという。しかし、今夏の旅行市場における中國人の數(shù)は大幅に減少することが見込まれる。

記事によると、年間4萬人以上の中國人旅行者が訪れるフォンテーヌブロー宮殿でも、現(xiàn)在は中國人の姿はほとんどなく、地元の観光客がわずかに訪れるだけで、開園時間を延長して英國やイタリア、ベルギーなどの歐州からの旅行客で損失を埋め合わせるしかない狀況だという。

また、フランス全土に850店以上を展開するルーブル?ホテルズ?グループは、これまで客の半數(shù)以上が中國人だったが、現(xiàn)在では中國人が宿泊しないため財(cái)政難に陥っているとのこと。SNSでの宣伝を強(qiáng)化し地元の旅行客を呼び寄せたり、割引したりするなどの方法で損失を埋め合わせを行っているそうだ。

現(xiàn)在、フランスの観光産業(yè)チェーン全體が危機(jī)対応のため戦略を変更しているという。パリで観光業(yè)を営む石（シー）さんの會社では、傘下に50以上の旅行會社があるが、このうち15社が倒産の危機(jī)にある。石さんは「これらの會社では中國人旅行客だけを受け入れてきたが、今では一つの予約もなく業(yè)績はゼロ」と話している。

石さんは現(xiàn)在、海外在住の中國人に目を向けており、歐州の同業(yè)者と緊密に連絡(luò)を取り、ドイツや英國在住の中國人がフランスへ旅行に來ることに期待しているという。石さんは、「中國人旅行者がフランスに戻って來るのは早くても今年10月以降になる」と見ている。（翻訳?編集/山中）