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22日、中國僑網(wǎng)は近頃海外で中國人観光客が暴力や強盜といった犯罪のターゲットになっているという事実を受けて、「安全対策は大丈夫?」と題した記事で読者の注意を促した。寫真はパリ。
2019年4月22日、中國僑網(wǎng)は近頃海外で中國人観光客が暴力や強盜といった犯罪のターゲットになっているという事実を受けて、「安全対策は大丈夫?」と題した記事で読者の注意を促した。
記事はまずフランス在住の中國系男性が遭遇した強盜事件を紹介。パリ13區(qū)のイタリア広場の近くに住むチェンさんは、夜食を食べようと午後10時半頃にまだ人通りの多い広場に向かったところ、何者かに突然頭を毆られ、訛りのあるフランス語で「攜帯電話を出せ」と脅された。大聲で警察を呼ぶと犯人は逃げ出し、チェンさんは周囲の人々に助けられ病院に運ばれ頭を3針縫うことになったという。
記事は、「パリなどの都市では『中國人旅行客を一度襲えば數(shù)年分の収入になる』と強盜の間でささやかれている」とし、「辺鄙な場所から大きなホテルにいたるまで、アジア人はどこにいても強盜の標的になっている」「海外に行く中國人旅行客の増加に伴い、中國人を狙った事件は今やパリにとどまらず世界各地で起こっている」と伝えた。
例えばイタリアのローマでも、10~14歳ほどの少女らが旅行客の気を引き、その間にグループの仲間が分擔して金目のものを奪うという事件が起こった。ローマの警察によりこの竊盜グループはすでに逮捕されたという。記事は「中國系観光客を狙った犯罪はイタリアの各地で日常茶飯事のように起こっている」と伝えた。また、治安が良いとされていたスウェーデンでも、中國人旅行客43人のパスポートが奪われる事件が起こったという。
中國人旅行客が標的にされる理由として、文章は「中國人が裕福であることに加えて、メディアによって中國人は現(xiàn)金を持ち歩くのを好み、またお金を持っていることを周囲にアピールしようとするなどと報じられるため」とした。加えて、連休の増える今後數(shù)カ月は、もし海外旅行に行くなら気をつけるようにと注意喚起した。
文章は具體的に、海外旅行に際して「旅行前に外交部が発信する安全情報をチェックして、慎重に旅行先を選んだ上できちんと保険に加入すること」「現(xiàn)地では夜出歩くのは避け、街を歩く際はひったくりに注意すること。持ち歩く現(xiàn)金は少なめに」など具體的な対策を示した。さらに、萬が一犯罪の被害にあってしまった場合も、まずは安全を確保し、警察もしくは大使館に電話して中國政府に助けを求めるようにと伝えた。
この文章に対して中國のあるネットユーザーは「中國こそ世界一安全な國だ」とコメントした。このコメントをめぐっては、「確かに國內(nèi)の観光地に行けば海外に行かなくても十分事足りる」「でも家にごはんがあっても外に食べに行くこともあるでしょ?」「どこが安全だ。中國の家の窓には防犯の柵がしてあるじゃないか」などさまざまな議論を呼んだ。また、「日本では竊盜どころか、落とした財布が拾われて返ってきた」「シンガポールでは若い女の子が夜も薄著で歩いていて驚いた」など他國の治安に目を向けたコメントもあった。
さらに、「中國ではスマホ一つで支払えて安全だけど、海外の決済システムは遅れてるから現(xiàn)金を持ち歩かないといけない」など海外旅行の難點を指摘する聲もあった。(翻訳?編集/巖谷)
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