2019年3月13日、上観新聞は、ブタペストでの世界卓球選手権でメダルの期待がかかる日本の伊藤美誠(chéng)について「大魔王と名乗るには早過(guò)ぎる」とする記事を掲載した。

記事は、18歳の伊藤が4月に開(kāi)かれる同大會(huì)で「3冠」を目指すと豪語(yǔ)したことを紹介。また、昨年のスウェーデンオープンで劉詩(shī)●（リウ?シーウエン、●は雨かんむりに文）、丁寧（ディン?ニン）、朱雨玲（ジュー?ユーリン）の中國(guó)3大選手を破って優(yōu)勝した際にも、世界卓球で再び中國(guó)選手を破って優(yōu)勝し、「大魔王」の地位を確固たるものにしたいといった趣旨の発言をしたと伝えた。

そのうえで、「確かに伊藤の実力は否定できないが、女子チャンピオンとしての十分な実績(jī)による裏付けがない現(xiàn)狀で彼女を『大魔王』と稱(chēng)するのは時(shí)期尚早だ」と主張。8年連続で世界一に輝いた劉亜萍（リウ?ヤーピン）や、王楠（ワン?ナン）、張怡寧（ジャン?イーニン）など、他を圧倒する実力で「大魔王」と呼ばれた選手らとは格が違うとの認(rèn)識(shí)を示した。

そして、伊藤について「身長(zhǎng)150センチで手足が短く、敏しょう性がある代わりに広範(fàn)囲の移動(dòng)が苦手。スピードを生かした攻撃に加え、安定したメンタル、さらに厳しいトレーニングによって頭角を現(xiàn)し、好調(diào)時(shí)には中國(guó)のトップ選手とも張り合う実力を持つが、中、長(zhǎng)距離でのラリーは超一流の域に達(dá)していない」と評(píng)価している。

さらに、現(xiàn)狀で伊藤が中國(guó)選手に強(qiáng)い理由には、回転がかかりにくい新素材のボールと、表面に粒のある表ソフトラバーを使用して相手ボールを打ち返しやすくする戦術(shù)によるものだと分析。現(xiàn)在、中國(guó)の一流選手に表ソフトラバーの使い手がいないことから対策が遅れているものの、すでに中國(guó)國(guó)內(nèi)で超一流の表ソフトラバー選手を育成し始めているとし、「中國(guó)にとって伊藤は難攻不落の課題ではない。彼女を真の『大魔王』にしてはならない」と結(jié)んだ。（翻訳?編集/川尻）