2018年11月20日、韓國?ニューシスによると、韓國政府は2021年までに、敵の浸透を防ぐため全國の海岸に設(shè)置している軍の鉄柵や警戒所などの軍事施設(shè)を、作戦遂行に必要な施設(shè)を除いて全て撤去することを決めた。國防部と國民権益委員會が同日の閣議で、こうした內(nèi)容を盛り込んだ國防?軍事施設(shè)関連の改善案を報告した。

記事によると、現(xiàn)在、東西の海岸に設(shè)置されている鉄柵は、延べ413．3キロ。このうち284キロを20年までに撤去するという。軍事的に必要な區(qū)間以外は地域住民に開放するなど、民間が自由に立ち入れるようにする方針。また鉄柵撤去區(qū)間のうち134キロには最先端の監(jiān)視裝備を設(shè)置し、警戒作戦などに萬全を期すとしている。

軍の付帯施設(shè)のうち、老朽化や安全上の問題で使用されていない全國50の自治體にある施設(shè)8299カ所（120萬平方メートル）については、21年までに全て撤去するとしている。こうした大々的な整備に、國防部は3522億ウォン（約351億円）を投じるという。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「大統(tǒng)領(lǐng)は正気か？」「もう統(tǒng)一したんだっけ？」「『スパイよ、いらっしゃい』と宣伝しているようなものだ」「今は使ってなくても、戦時には狀況によって戦術(shù)的価値があるのでは。わざわざお金をかけて撤去する意味が分からない」「休戦ライン付近は象徴的に警戒所を南北とも撤去してもいいと思うが、ソウルの主要道路にもアクセスできる場所の対戦車防護施設(shè)まで撤去を？。北朝鮮も平壌に続く道の施設(shè)を撤去しているのか？」など、多數(shù)の不安や批判の聲が寄せられている。（翻訳?編集/麻江）