2012年11月10日、華字メディア?明鏡新聞網(wǎng)は中國(guó)の次期指導(dǎo)者?習(xí)近平（シー?ジンピン）氏の來(lái)歴や特徴に関する記事を掲載した。

【その他の寫真】

習(xí)近平氏は1953年生まれで、中國(guó)共産黨による中華人民共和國(guó)建國(guó)以降に生まれ、文化大革命期に青春時(shí)代を過(guò)ごした「第5世代」に屬する。父親に「革命の英雄」とされる習(xí)仲勲（シー?ジョンシュン）氏を持つ習(xí)近平氏は「太子黨」と呼ばれる中國(guó)共産黨の高級(jí)幹部の師弟グループに屬する。

青年時(shí)代に農(nóng)村へ下放され農(nóng)業(yè)に従事した経験を持つこの世代は理想主義と現(xiàn)実主義の合わさった獨(dú)特の手段をとると米シンクタンク?ブルッキングス研究所の専門家は指摘。習(xí)近平氏に詳しい中港傳媒（メディア）の郭燕軍（グオ?イエンジュン）氏は「習(xí)近平氏は指導(dǎo)者の座に就いても農(nóng)民を手厚く守るだろう」と語(yǔ)っている。

文化大革命後、父親が復(fù)権すると、習(xí)近平氏は政治家としてキャリアを著実に進(jìn)める。國(guó)務(wù)院弁公庁で副首相秘書(shū)を務(wù)める一方、父親が軍に持っていた影響力は習(xí)近平氏にも受け継がれ、その後、副首相や政治局常務(wù)委員、軍事委員會(huì)秘書(shū)長(zhǎng)といった要職に就いている。このような恵まれた環(huán)境は江沢民（ジアン?ザーミン）氏や胡錦濤（フー?ジンタオ）氏にはないもので、米中政策基金會(huì)の王翼（ワン?イー）氏は「軍は習(xí)氏を家族の一員として扱っている」と指摘している。

また、80年代から海外を視察するなど歐米諸國(guó)にも親しんでおり、今年2月には米國(guó)でオバマ大統(tǒng)領(lǐng)と會(huì)談し高い評(píng)価を得た。しかし、ジョージ?ワシントン大學(xué)のブルース?J?ディクソン教授は「習(xí)氏の昇進(jìn)は黨への忠誠(chéng)心によるもので、最高指導(dǎo)者になったとき何ができるかが問(wèn)題だ」と指摘。中國(guó)共産黨は毛沢東やトウ小平のような強(qiáng)い力を持つ個(gè)人の存在を望んでおらず、次期指導(dǎo)者に選ばれる習(xí)氏の政治手腕を疑問(wèn)視する見(jiàn)方もある。

また、今後習(xí)氏は汚職などの政治腐敗に対して斷固たる態(tài)度で臨むことを迫られるが、達(dá)成できなければ「中國(guó)共産黨はさらに大きな問(wèn)題に直面することになるだろう」と、ジョンズ?ホプキンス大學(xué)のデヴィッド?ランプトン教授は指摘。すでにブルームバーグが習(xí)氏の一族が不正に蓄財(cái)している可能性を報(bào)じており、打撃となっている。（翻訳?編集/岡田）