Record China 2012年11月13日(火) 19時26分
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12日、中國共産黨大會の報告では、「経済の持続的で健全な発展」や「経済発展モデルの転換で重大な進展を遂げる」といった一連の表現(xiàn)で、今後數(shù)年間の中國経済の発展の方向性を描き出している。寫真は北京市。
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2012年11月12日、中國共産黨の第18回全國代表大會(十八大)の報告では、「経済の持続的で健全な発展」や「経済発展モデルの転換で重大な進展を遂げる」といった一連の表現(xiàn)で、今後數(shù)年間の中國経済の発展の方向性を描き出している。ある経済ウォッチャーによると、こうした表現(xiàn)から中國経済の発展モデルに重大な変化が訪れる見通しであることがうかがえ、過去10年間の平均10.7%という急速な成長が、2けたを下回る中程度のペースの成長に転換することが重要な特徴の1つになるとみられるという。新華社のウェブサイト?新華網(wǎng)が伝えた。
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同報告では、2020年をめどとした小康社會(ややゆとりのある社會)の全面的実現(xiàn)という目標(biāo)の達成を確保する方針が打ち出されるとともに、この目標(biāo)達成のために「所得倍増」の目標(biāo)が掲げられ、20年をめどに國內(nèi)総生産(GDP)と都市部?農(nóng)村住民の1人當(dāng)たり平均所得を2010年の2倍に引き上げるとの方針がうち出された。ある経済學(xué)者の分析によると、この目標(biāo)の達成は難しくなく、中國経済が7%の年平均成長率を維持さえすれば達成可能だという。
第12次五カ年計畫(2011?15年、十二五)では2011?15年の経済成長率の目標(biāo)値が最近では最も低い7%に設(shè)定された。また、12年の経済成長率目標(biāo)値は數(shù)年前から続いていた8%が下方修正され、7.5%とされた。
中國社會科學(xué)院(社會科學(xué)アカデミー)の李揚(リー?ヤン)副院長(経済學(xué))は、「このような発展目標(biāo)を設(shè)定したことは、外界に向けて中國経済が主體的にペースを落とすことを伝えるシグナルであり、未來の中國が経済発展の質(zhì)をより重視するようになること、國民の生活の改善により関心を寄せるようになることを示している」と話す。
2002?11年までの10年間に、中國のGDPは実質(zhì)で2.5倍増加し、47兆2000億元(約596兆2290億円)に達した。だが中國は多くの新たな問題も抱えており、十八大の報告がいうように、「発展の中では不均衡、不調(diào)和、持続不可能などの問題が依然として目立って」おり、「資源環(huán)境の制約が劇化して」おり、「社會の問題點がますます増加している」。
十八大の代表の一部によると、中國の経済成長ペースの調(diào)整は、國內(nèi)外の発展環(huán)境の変化と密接に関わっており、中國自身が構(gòu)造転換を加速させ、発展の質(zhì)を引き上げようと考えたことも背景にあるという。
十八大の代表を務(wù)める中國人民銀行(中央銀行)の周小川(ジョウ?シャオチュワン)行長(総裁)によると、國際金融危機が急速に去ることはあり得ず、歐州債務(wù)危機や米國の「財政の崖」といった新たな問題が次々に発生しており、こうした要因がグローバル経済の発展見通しを暗いものにし、中國経済の発展にも多くの不確定要因をもたらしているという。
十八大の代表の間では、百年に1度の國際金融危機がグローバル経済に深いレベルでの変化をもたらしており、米國?歐州?日本などの発達した経済體の低迷局面が短期間で切り替わることは難しく、中國は外部需要による経済発展の促進というやり方を続けることが困難になっているとの見方が一般的だ。
今年第1?3四半期(1?9月)、中國のGDPは前年同期比7.7%増加した。うち內(nèi)需の貢獻度が105.5%に達し、外需の貢獻度はマイナス5.5%だった。國內(nèi)需要はすでに経済発展を支える主要な動力となっている。
中國経済の発展は量を追求する段階から質(zhì)を追求する段階に至り、発展の中味にも新たな変化が生じている。
十八大代表を務(wù)める中國國務(wù)院國有資産監(jiān)督管理委員會(國資委)の邵寧(シャオ?ニン)副主任は、「これまで中國の発展は不足を解消するためのものだったが、今ではかなり多くの産業(yè)が既存の産業(yè)レベルの上に新たな発展の可能性を追求できなくなっており、一連の産業(yè)では生産能力が過剰にさえなっている?,F(xiàn)在の発展の概念はもはや全體としての量拡大のプロセスではなく、主として構(gòu)造のグレードアップやモデル転換のプロセスだといえる」と話す。
同報告では、「國內(nèi)外の経済情勢にみられる新たな変化に適応し、新たな経済発展モデルの形成を加速し、発展推進の立腳點を質(zhì)や効率の向上に置くようにすることが必要」であることを明確にしている。ここからわかることは、中國経済がすでにモデル転換の攻略段階に入っており、改革開放以來続いてきた高度成長モデルにこれから変化が生じるということだ。
十八大代表を務(wù)め、世界企業(yè)上位500社に名を連ねる中國建築材料集団公司の宋志平(ソン?ジーピン)董事長(會長)は、「中國の経済成長ペースはこれまでのような2ケタペースの急速な成長期から中程度のペースの成長期へと移りつつある」と話す。
宋董事長によると、急速な成長期の中國経済は規(guī)模が小さく、中程度のペースの成長期の中國経済は規(guī)模が大きくなる。規(guī)模が大きくなればなるほど成長の難易度は高まる。10年前はGDPの規(guī)模は10兆元(約126兆円)で、10%増加するということは1兆元(約12兆6000億円)が新たに増加するということだったが、現(xiàn)在のGDPは50兆元(約632兆円)に迫り、8%の増加は4兆元(約50兆円)の増加を意味するからだという。
外部には、中國経済にはハードランディングの可能性があり、成長ペースが大幅に低下することを懸念する聲がある。これについて一部の代表は、このような懸念には道理がないとしている。中國には引き続き広大な內(nèi)需市場という可能性があり、加速的に推進されつつある都市化が力強い成長のパワーをもたらしているからだという。
宋董事長は、「中國は國土が広大で、內(nèi)需市場も投資市場も巨大であり、インフラ建設(shè)でまだやらなければならないことがたくさんある。北京には世界で最も混み合う地下鉄があり、各地方は地方空港の建設(shè)を求めており、高速鉄道の建設(shè)は回復(fù)しつつある。農(nóng)村の都市化だけをみても約300億平方メートルの住宅改修ニーズがあり、これはいかなる國でも考えられないことだ」と話す。
高度成長に慣れた地方の官僚や企業(yè)家にとって、新しい中程度のペースの発展モデルに適応し、モデル転換や調(diào)整により多くの力を注ぐことは、苦痛をともなう過程となる可能性がある。中國共産黨はこの點にすでに注目し、指導(dǎo)を始めている。
十八大代表を務(wù)める中國企業(yè)連合會の李明星(リー?ミンシン)副理事長は、「十八大が中國を新たな大規(guī)模調(diào)整期、大規(guī)模モデル転換期に進ませることは間違いない。中國経済の発展は今、內(nèi)需主導(dǎo)型のモデルに転換することが必要であり、環(huán)境の受け入れ能力や資源の安全保障力により注意を払うことが必要だ」と話す。
中程度のペースの成長という予測が意味するのは、中國の発展はこれから安定やバランスにより注意を払うようになるということだ。李副院長によると、同報告は所得倍増という指標(biāo)を打ち出すと同時に、政治、社會、文化、エコ文明の建設(shè)などにより多くの紙幅を割いている。エコ文明の建設(shè)を現(xiàn)代化建設(shè)の全體計畫の中に特に組み込み、外界に対して、今後の発展ではバランスと持続可能性をより追求し、國民の福祉により注意を払う方針であることを明確にしている。
あるアナリストの見方によると、7%という成長ペースは実際には低いものではない。このペースの維持は世界にとって重大な意義があるという。
米國のジョンズ?ホプキンス大學(xué)のピーター?ボテリエ教授は、「國際金融危機が発生して以來、中國はずっと世界経済に重要な関わりをもつ存在であり続けた。中國市場の需要が世界経済の復(fù)興を推進しており、中國経済の持続的で安定した成長は世界経済が低迷から抜け出す際の最も重要な推進力になるとみられる」と話した。(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KS?編集/內(nèi)山)
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