2012年11月13日、中國でこのほど、「大學(xué)生職業(yè)適応情況調(diào)査報告」が発表された。調(diào)査に協(xié)力した、就職して3年未満の社會人のうち31％が今の仕事に「あまり適応できていない」と答えたことが明らかになった?！溉m応できていない」と答えた人も6％いた。また、57％が「1年に少なくとも1回は職場を変えている」と答えた。専門家は、大學(xué)生が仕事に適応できない理由として、授業(yè)で學(xué)ぶ知識が時代遅れとなっていることや學(xué)校と企業(yè)の注目ポイントが一致しておらず需要と供給が合っていないことなどを挙げている。北京青年報が伝えた。

【その他の寫真】

同調(diào)査は北京市教育委員會が発案し、北京大學(xué)や清華大學(xué)、中國青年政治學(xué)院などの大學(xué)、さらにパソコン大手「レノボ」、北京教育人材培訓(xùn)センター（培訓(xùn)＝育成）などが共同で2011年11月から、2012年度の大學(xué)卒業(yè)予定者を含む、就職して3年未満の社會人と雇用企業(yè)のヒューマン?リソース部の責(zé)任者を?qū)澫螭藢g施。大卒者の職業(yè)適応情況を1年かけて分析した。

■6割「2回以上の転職経験あり」原因は「給與」

同調(diào)査では、回答者の91％が試用期間の経験が「ある」と答えたものの、その後、「正社員に切り替わった」と答えた人はわずか7．63％にとどまった。また社會に出てわずか3年の間に「2回以上」転職したと答えた人が57％おり、うち32％が「3回以上」と回答した。転職の原因で最も多かったのが「給與」。以下、「人間関係」、「會社の場所」と続いた。

■雇用企業(yè)「大卒生は責(zé)任感や実行力に欠ける」

同報告によると、回答者の多くが、現(xiàn)在の自身の仕事への適応度に関して、低い評価を下しており、そのほか仕事をあまり好んでいない、頻繁に転職する、試用期間を経て正社員になる人の割合が少ないなど多くの問題を抱えている。同データは現(xiàn)在の大學(xué)生の仕事に対する適応能力が低いことを浮き彫りにしている。一方、回答した雇用企業(yè)の責(zé)任者の多くが、大卒者は「責(zé)任感がない」、「実行力がない」、「自己計畫が不足している」とし、職業(yè)的常識に欠けているとの見方を示している。

北京教育人材培訓(xùn)センターの責(zé)任者は、「大學(xué)生が仕事に適応できないのは、『學(xué)生が専門的な問題を好まないという問題が解決されていない』や、『授業(yè)で學(xué)ぶ知識が時代遅れとなっている』、『學(xué)校と企業(yè)の注目ポイントが一致しておらず需要と供給が合っていない』などの問題と関係があり、學(xué)生と企業(yè)の視點が異なっているのが原因」と指摘する。

■企業(yè)「大切なのは責(zé)任感」大學(xué)生「専門知識」

大學(xué)在學(xué)中に専攻していた學(xué)科の満足度に関して、回答者の24．75％が「満足している」と回答。一方、17．53％が「不満足」と答えた。また、今の職場で必要な知識や技術(shù)を「大學(xué)の授業(yè)で學(xué)んだ」と答えた人は19％にとどまった。さらに、今の仕事と大學(xué)の専攻學(xué)科は「関係ない」と答えた人は47％に上り、大卒者が大學(xué)で學(xué)んだ専門知識が生かされない會社に就職するという問題が浮き彫りになっている。そして、回答者のほとんどが「大學(xué)は専門以外の授業(yè)義務(wù)を果たしていない」感じている。さらに、多くの回答者が、現(xiàn)在の仕事に必要な知識や技術(shù)のうち、大學(xué)の授業(yè)で學(xué)んだものは「少ない」と答えている。

一方、「仕事において最も大切なものはなにか」という問題に対して、回答した雇用企業(yè)の責(zé)任者は「責(zé)任感」、「挫折に対処する能力」と答えたのに対し、大學(xué)生は「専門知識」、「人間関係」と答え、學(xué)生と企業(yè)の間に価値観の差があることも明らかになった。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KN?編集/RR）