2012年11月14日、中國で過去2カ月以上に渡り販売不振に陥っている日本車に、好転の兆しは見られない。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

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中國自動車工業(yè)協(xié)會がこのほど発表した、今年10月の中國國內(nèi)完成車販売データによると、日本車の販売臺數(shù)は10月も減少の流れを維持し、販売トップ10にランクインした日系自動車メーカーは1社もなかった。中國新聞網(wǎng)が実施した、日本車の販売の先行きに関する調(diào)査によると、5割以上のネットユーザーが、日本車の中國市場での回復(fù)は困難だと回答した。

■日本車の回復(fù)が困難

中國新聞網(wǎng)は10月31日から2週間に渡り、「日本車が市場シェアを回復(fù)するか？」をテーマとする調(diào)査を?qū)g施した（回答者數(shù)は759人）。このうち44．5％（338人）の回答者は、日中関係の緊張の緩和に伴い、日本車が徐々に販売を回復(fù)するとした。これは自動車購入の際に、理性的?実用的な角度から検討する必要があるためだ。一方で55．5％（421人）の回答者は、日本車の中國でのイメージが損なわれ、またさまざまな懸念から購入を控える人が増加し、市場シェアが回復(fù)することはないとした。

アナリストは、「販売ルートを調(diào)査した結(jié)果、日系2大自動車メーカーの販売減の流れは、少なくとも2四半期続くと見られる」と分析した。日系合弁會社の副総経理もこのほどメディアに対して、「日本車の販売回復(fù)は、早くても年末にずれ込む。しかしピーク期のレベルにまで回復(fù)するためには、1?2年の時間が必要だ」と語った。

■日系合弁會社の販売減中國企業(yè)の業(yè)績にも影響

中國自動車工業(yè)協(xié)會が発表した、2012年10月中國國內(nèi)乗用車販売データによると、販売トップ10の自動車メーカーは、一汽VW、上海VW、上海GM、北京現(xiàn)代、長安フォード、吉利汽車、神龍汽車、東風(fēng)悅達(dá)起亜、比亜迪、奇瑞汽車の順となり、計(jì)63萬1400臺でセダン販売臺數(shù)の69．76％を占めた。一方で日系合弁會社の販売は打撃をこうむり、トップ10內(nèi)に1社もランクインしないという事態(tài)に陥った。広汽トヨタ、一汽トヨタ、東風(fēng)ホンダ、東風(fēng)日産の販売減が特に目立った。

日本車販売臺數(shù)の持続的な減少は、中國國內(nèi)の合弁會社の業(yè)績に悪影響を及ぼしている。東風(fēng)ホンダ、東風(fēng)日産という2社の合弁會社を持つ東風(fēng)汽車が発表した第3四半期業(yè)績報(bào)告によると、同社の第1?3四半期の売上高は前年同期比13．27％減の139億7400萬元（約1768億9500萬円）で、純利益は94．16％減の1800萬元（約2億2786萬円）のみとなった。

また、広汽ホンダ、広汽トヨタを持つ広汽集団の第3四半期業(yè)績報(bào)告によると、今年7?9月の同社の合弁?関連會社による投資収益は、前年同期比54％減、前四半期比43％減の5億4400萬元（約68億8643萬円）にとどまり、2011年第2四半期ぶりの低水準(zhǔn)となった。同社の業(yè)績低迷の主因は、日本車の大幅な販売減によるものとされている。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/YF?編集/內(nèi)山）