2018年11月23日、中國(guó)僑網(wǎng)は仏華字紙『歐州時(shí)報(bào)』の記事を引用し、イタリアのファッションブランド、ドルチェ＆ガッバーナ（以下「D＆G」）の動(dòng)畫(huà)が「差別的」と批判されていることを受け、創(chuàng)始者のステファノ?ガッバーナ氏が「火に油を注ぐ」ように中國(guó)を侮辱する投稿が世界で注目されていると伝えた。

記事によれば、イタリアの通信社AGIの著名ジャーナリストであるリカルド?ルナ氏によると、D＆Gの一連の騒動(dòng)により「近くなっていたはずの中國(guó)とイタリアの距離は、一瞬にして遠(yuǎn)のいてしまった」という。

AGIの報(bào)道によれば、D＆Gは11月21日夜、上海でファッションショーを開(kāi)催するため400人のモデルを集め、500の衣裝を準(zhǔn)備し、1500人を招待していたという。しかし、D＆GのPR動(dòng)畫(huà)の中で、アジア系の女性モデルが箸で不器用にパスタやピザを食べる様子を「2本の棒のようなものを使って食べている」と表現(xiàn)し、モデルの食べ方に「そんな食べ方はダメだ」というナレーションが入る。ネットではこれが「差別的」と批判された。

リチャード?ルナ氏は「D＆Gは謝罪すべきだった。だが、創(chuàng)始者はインスタグラム上で中國(guó)を汚物の絵文字でののしるという行動(dòng)に出た。さらにこれを『アカウントが乗っ取られた』と弁明しているが、自身もかわいそうな『被害者』であるような弁明だ。中國(guó)でこれを信じている人はいない」と話(huà)しているという。

記事によれば、この一連の出來(lái)事で、中國(guó)のTmal（天貓）やJDドットコム（京東商城）など大手電子商取引サイトでD＆G関連製品が削除されるなど、24時(shí)間という短い間に、中國(guó)から1つのブランドが姿を消すという異常事態(tài)になった。

リチャード?ルナ氏は本件を通じて「2つのことがわかった」とし、1つ目は「我々はSNSなどで本來(lái)はセンシティブである話(huà)題に觸れるとき、あまりに軽く自分の考えを発信しすぎており、『誰(shuí)にでも公開(kāi)されている』という意識(shí)がないこと」とし、2つ目は「中國(guó)はイタリアにとってどんどん近い存在になりつつあったが、『一瞬にして遠(yuǎn)のいた』こと」とした。（翻訳?編集/和田）