2019年2月20日、中國メディアの新京報(bào)は、韓國紙?コリアタイムズの報(bào)道を引用し、「外見が似過ぎている」と、韓國政府がテレビ番組に出演するアイドル歌手の人數(shù)を減らすガイドラインを発表し、議論を呼んでいることを伝えた。

記事によると、韓國女性家族部は2月12日、「男女平等放送番組制作案內(nèi)書」というガイドラインの改訂版を発表。改訂版には「放送番組のさまざまな容姿再現(xiàn)のための指針」という付録がついており、「テレビの音楽番組の歌手たちはみんな雙子なのか？見た目が似過ぎている。その大多數(shù)はアイドルグループのメンバーだ」とアイドルの髪形や容貌が似過ぎている點(diǎn)や、「痩せ過ぎ」「露出が過ぎる服裝」などの外見について批判したという。よく似た容姿のアイドル歌手たちが同じ番組に出演する人數(shù)に制限をかけるのは、「大衆(zhòng)の美の基準(zhǔn)まで現(xiàn)実離れした畫一化を起こすこと」を危懼しているからだという。

続けて記事は、「韓國のアイドルが似過ぎているのを政府が認(rèn)めた」ことが議論を呼んでいることを紹介。「なぜ政府が容姿の美しさの基準(zhǔn)まで決めようとするのか」と政府に案內(nèi)書の廃棄を求める嘆願(yuàn)書を提出しようとする反対派もいる一方で、「テレビ番組の中のアイドルグループの服裝は、性の商品化を反映しているようだ」と政府のガイドラインに理解を示す人もいるという。野黨「正しい未來黨」の河泰慶（ハ?テギョン）氏は16日、自身のフェイスブックで「韓國女性家庭部の案內(nèi)書は軍事獨(dú)裁時(shí)代の取り締まりと変わらない」「外見はその人の品格を表している。政府が基準(zhǔn)を統(tǒng)一すべきでない」という意見を書き込んだという。

さらに記事は、英メディア?インデペンデントの報(bào)道を引用し、韓國の美容産業(yè)の市場価値は180～240億米ドル（約199～265億円）で、世界最大の美容産業(yè)國だと紹介。女性の約3分の1が整形手術(shù)を受けた経験を持つ韓國では、アイドルが美容産業(yè)に與える影響が大きいとした。同記事には「（アイドルの外見が似ているのは）同じ病院で手術(shù)したからだ」というコメントも多く寄せられているとのこと。

記事によると、韓國女性家族部は18日、「案內(nèi)書の目的は、外見による差別が大衆(zhòng)の健全な生活に悪影響があることに注意を呼び掛けることで、強(qiáng)制ではない。案內(nèi)書の內(nèi)容を反映するかどうかは、放送局や製作スタッフが決めること」と説明したという。（翻訳?編集/原）