2019年1月21日、韓國?朝鮮日報によると、樸槿恵（パク?クネ）前大統(tǒng)領(lǐng)のヌード風(fēng)刺畫を破損した保守市民団體會員らに対し、民事裁判で損害賠償を命じる判決が下された。裁判所は風(fēng)刺畫の価値を「時価400萬ウォン（約38萬7000円）」と判斷した。

記事によると、この風(fēng)刺畫は仏畫家エドゥアール?マネの「オランピア」のパロディー作品。樸前大統(tǒng)領(lǐng)が裸でベッドに橫たわっており、友人女性による國政介入事件、セウォル號沈沒事故を風(fēng)刺する內(nèi)容となっている。展示された當(dāng)時は「女性嫌悪作品ではないか」と物議を醸した。

原告は風(fēng)刺畫の作者、被告は「自由民主主義守護市民連帯」の會員で予備役海軍準(zhǔn)將ら2人。被告らはソウル市汝矣島（ヨイド）の國會議員會館に展示されていた風(fēng)刺畫を壁から外し、床に投げるなどして破損したという。

原告は當(dāng)初、左派寄りの団體「民族美術(shù)陣協(xié)會」による鑑定結(jié)果を基に、風(fēng)刺畫の価値を2000萬ウォンと主張していた。被告?zhèn)趣愖hを申し立て、昨年10月に韓國美術(shù)鑑定院による再鑑定が行われていた。

また原告は、この事件によって「共産主義者」「女性嫌悪作家」などという社會的非難を受けたと主張していたが、これについて裁判所は「そうした非難は作品の內(nèi)容に起因するもので、被告らの行為が原因ではない」と判斷。1000萬ウォン相當(dāng)の慰謝料請求については棄卻した。被告は昨年10月の刑事裁判で、罰金100萬ウォンの略式命令を受けている。

風(fēng)刺畫の展示は、與黨「共に民主黨」の表蒼園（ピョ?チャンウォン）議員の事務(wù)室が主催した。風(fēng)刺畫が問題視されたことで、表議員は黨職資格停止6カ月の懲戒処分を受けた。

この記事に、韓國のネットユーザーからも風(fēng)刺畫を問題視する聲が多く寄せられており、「蕓術(shù)的価値など全くない。単なる女性嫌悪の絵が400萬ウォンだなんて、あきれるよ」「前大統(tǒng)領(lǐng)だとかは関係なく、自分の母親くらいの人に対し、人間的にも、道徳的にも、こんなパロディーはありえない」「原作のオランピアは娼婦だ。これは本當(dāng)に名譽毀損（きそん）で訴えられてもおかしくない絵だぞ」「人の顔を許可なく使って、ヌードにくっつけたものに、罰金だって？」「歴代大統(tǒng)領(lǐng)に清廉潔白な人間はいないが、こんな物が出てきたことはなかった。今回はなぜ？女性だから？作者も判事も、どうかしてる。どんな犯罪者でも人権などはある程度守られているのに。犯罪者とはいえ前大統(tǒng)領(lǐng)だよ。こんなものは國の恥だ」「こんな低俗な絵を國會議員會館に展示？価値が400萬ウォン？現(xiàn)政権になって世の中がおかしくなった」「どうせなら今の大統(tǒng)領(lǐng)の風(fēng)刺畫も作ったら？」などの聲が見られた。（翻訳?編集/麻江）