パキスタン最大の都市、カラチに設(shè)けられた中國総領(lǐng)事館が現(xiàn)地時(shí)間23日午前9時(shí)半（日本時(shí)間同日午後1時(shí)半）ごろ、武裝グループに襲撃された。武裝グループ側(cè)は3人が死亡し、警察官2人が死亡し、総領(lǐng)事館警備員1人が負(fù)傷したとされる。死傷者はさらに多いとの情報(bào)もある。

武裝グループは3人または4人で、車にのって総領(lǐng)事館に行き、爆発物を爆発させ総領(lǐng)事館への突入を図ったという。総領(lǐng)事館入口で警備員に阻止されると、さらに手投げ弾を使用して発砲した。警備員側(cè)も発砲して応戦した。

戦闘には近くをパトロールしていた警察官も加わった。情報(bào)は錯(cuò)綜しているが警察官2人が死亡し、1人が負(fù)傷したとされる。総領(lǐng)事館を襲撃したのは、いわゆる「自爆テロ」で、警察側(cè)は襲撃者を射殺してから、身に著けていた爆発物を押収したという。

同件については、爆発音と銃聲がかなり長(zhǎng)時(shí)間続いたとの報(bào)道もある。

大使館側(cè)では、警備員を含め計(jì)4人が死亡したとの情報(bào)もあるが、中國人関係者に死者はいなかったとの點(diǎn)では一致している。

中國側(cè)は同件を受け、パキスタン側(cè)に警備強(qiáng)化を要請(qǐng)。パキスタン側(cè)も対応したという。中國総領(lǐng)事館は館員に対して外出を避けるよう指示し、外出が必要な際には必ず報(bào)告するよう指示した。

中國外交部の耿爽報(bào)道官は同日午後の定例記者會(huì)見で、同件について「外交領(lǐng)事機(jī)構(gòu)に対する暴力的な襲撃行為」と述べ、「強(qiáng)烈に非難する」と述べた。一方で、殉職したパキスタン人について哀悼を示し、犠牲者の家族と負(fù)傷者にお見舞いすると述べた。

パキスタンは中國と最も親密な國のひとつ。その最大の理由はインドの存在だ。パキスタンはインドと敵対関係にあり、戦火を交えたことも複數(shù)回ある。中國とインドは安定した関係構(gòu)築を模索しているが、雙方には領(lǐng)土問題もあり戦爭(zhēng)狀態(tài)に突入したこともあり（1962年中印國境紛爭(zhēng)）、雙方の緊張が高まることも珍しくない。中印関係は、潛在的な対立関係にあると言ってよい。

中國とパキスタンの関係は一貫して極めて良好であり、中國の習(xí)近平政権が提唱する「一帯一路」への參畫にも積極的だ。一方で、パキスタンにはイスラム教國という事情もあり、中國がテロリストとみなすウイグル人がパキスタンに移って潛伏することもあるとされる。（翻訳?編集/如月隼人）