中國(guó)メディアの中新経緯は24日、2018年1～9月の経済指標(biāo)に基づく、中國(guó)全31?。ê?、中央直轄市、民族自治區(qū)。以下同じ）における、経済の不動(dòng)産産業(yè)に対する「依存度ランキング」を発表した。海南省が34％と圧倒的に高く、上海市?北京市?広東省など経済先進(jìn)地では15％臺(tái)前半と、相対的に高くないことが分かった。

不動(dòng)産投資額の絶対額では広東省だけが1兆295億1500元（約16兆7300億円）と1兆元の大臺(tái)を超えた。2位以下は江蘇?。?625億2200萬(wàn)元、約14兆200億円）、浙江?。?454億9700萬(wàn)元、約12兆1100億円）、山東?。?590億8300萬(wàn)元、約9兆800億円）の順。上海市は第12位で2853億6600萬(wàn)元（約4兆6400億円）、北京市は15位で2565億4800萬(wàn)元（約4兆1700億円）だった。

海南省は不動(dòng)産投資額の絶対額は1200億8000萬(wàn)元（約1兆9500億円）と31省中の第22位だったが、不動(dòng)産投資額のGDPに占める割合（以下、不動(dòng)産依存率）は34％と、唯一30％を超えた。以下、安徽?。?2％）、重慶市（21％）、雲(yún)南?。?9％）、浙江省（19％）の順だった。

上海市は12％、北京市では11．9％、広東省は15％だった。31省のうち21省で不動(dòng)産依存率が10％～19％の範(fàn)囲だった。

中新経緯によると、2017年1―9月も、不動(dòng)産依存率の上位3省は海南?安徽?重慶で18年同期と同じだった。同3省には、不動(dòng)産開(kāi)発の誘致に力を入れている共通點(diǎn)があるという。

海南省の場(chǎng)合、2017年1―9月の不動(dòng)産依存率は44％で、18年同期には10ポイントも下落した。中原地産で首席アナリストを務(wù)める張大偉氏は、不動(dòng)産依存率が大幅に低下したにもかかわらず、海南省経済の不動(dòng)産開(kāi)発に依存する體質(zhì)が急速に変化することはないと主張。海南省では経済発展のための新たな概念が整っておらず、まずは産業(yè)誘致のために有利な政策を打ち出して実現(xiàn)?継続させることが必要なので、経済體質(zhì)の変換には時(shí)間がかかるという。

北京市と上海市の不動(dòng)産依存率については、北京市では今後5年內(nèi)に賃貸住宅50萬(wàn)戸を建設(shè)し、上海市には2020年までに賃貸住宅70萬(wàn)戸を建設(shè)するなどで、市の狀況に合致する住宅事情を?qū)g現(xiàn)する計(jì)畫(huà)がある。

張大偉氏は、北京市と上海市のGDPにおける不動(dòng)産投資額の割合は、住宅建設(shè)などで短期的にはやや上昇するが、長(zhǎng)期的には下降するはずだとの見(jiàn)方を示した。

一方で、中國(guó)城市房地産（都市不動(dòng)産）研究所の謝逸楓院長(zhǎng)は、新築住宅の建設(shè)とは別に、舊市街の再開(kāi)発が盛んになるので、不動(dòng)産開(kāi)発は徐々に増え続けるとの考えを示したという。（翻訳?編集/如月隼人）