ロシア、長大なパイプラインで天然ガスを中國に輸出

2007年3月20日、ロシアのパゾフ中國駐在大使は新華社ネットのインタビューに対し、ロシアが今後毎年中國に天然ガスを300億立方メートル輸出することを明らかにした。パゾフ大使は「我々は中國に天然ガスを提供するプロジェクトを推し進めている。その計畫には、アルタイ共和國から中國の新疆までの天然ガスのパイプ敷設(shè)も含まれる。このプロジェクトは規(guī)模が大きいため資金投入も莫大で、さらに技術(shù)面の課題も大きいため、専門家らがさまざまな課題を検討しているところだ」と語った。

明らかになった情報によると、ロシア天然ガス鉱業(yè)株式會社は中國に通じる天然ガスパイプを2本敷設(shè)し、2011年から中國に天然ガスを輸出する。西のパイプはシベリアで採掘された天然ガスを送り、アルタイを通じて中國新疆まで至り、最後に中國「西気東輸」（中國の西部の天然ガスを東部地區(qū)に運送するプロジェクト）のパイプと繋がる。東のパイプはサハリン州で採掘された天然ガスをロシアの極東地區(qū)を通じて中國の東北地區(qū)に送る。このパイプは全長2800kmで、すでに700km敷設(shè)されているという。中露両國の専門家は中國への支線の建設(shè)について検討している。

ガスプロジェクトのほか、ロシア極東から中國の東北部へ送電するプロジェクトの第一期の協(xié)議が両國間ですでに署名されたことも分かった。パゾフ大使は「中露両國のエネルギー分野における合作はスムーズに進展している」とコメントした。（翻訳：史湘懿/編集?佐々木康弘）