2012年11月14日、福建省福州市を流れる川の付近では、愛鳥家たちが同地區(qū)に越冬で訪れるコハクチョウの姿を見るために集まっていた。しかし彼らの目に飛び込んできたのはコハクチョウの優(yōu)雅な姿ではなく、野鳥を捕るために設(shè)置された多くの危険な網(wǎng)だった。海峽都市報が伝えた。

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同地區(qū)に取材に來ていた記者は網(wǎng)に絡(luò)まったカモを救出したが、ほかにも野鳥が網(wǎng)にかかっており、その大部分が息絶えていた。網(wǎng)は高さ2?3mで幅10m余りにわたり広がっていた。

これらの網(wǎng)は近くの村民が小遣い稼ぎのために設(shè)置したもの。というのも周辺のレストランでは野鳥などの珍味を店の売り物とするところが少なくないため、野鳥の販売には苦労しない。そのため周辺の村民は野鳥狩りを副業(yè)としていたが、2010年からメディアが同地區(qū)で中國國家保護動物に指定されているコハクチョウが越冬すると報道したのをきっかけに、現(xiàn)地政府が周辺の警備を強化した。村民たちは堂々と野鳥を捕えることはできなくなったが、それでも小遣いが欲しい村民たちは、日が沈んだ夜に網(wǎng)を設(shè)置し、日が昇って間もない朝方に回収するなど、警備の目をかいくぐっている。

愛鳥家の市民によると、福州市の生態(tài)環(huán)境は近年改善されており、それに伴い同市に越冬で來る渡り鳥が増えている。しかし野鳥狩りの現(xiàn)狀に愛鳥家たちは一様に心を痛めているという。愛鳥家たちは、「はるばる訪れた“客人”に対していたわりの心を持って接してほしい」と語っていた。（翻訳?編集/內(nèi)山）