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中國で東野圭吾ブームが起きているが、「容疑者Xの獻身」が紹介されたのを機に、その人気はすでに10年も続いている。
2018年11月23日、北京商報によると、中國で東野圭吾ブームが起きているが、「容疑者Xの獻身」が紹介されたのを機に、その人気はすでに10年も続いている。
10月の北京では、ネットでの書籍売れ行きランキングトップ30には東野作品が五つランクインしており、年齢層を問わない「ナミヤ雑貨店の奇蹟」はとりわけ人気が高いと、ある分析記事は指摘している。
どの書店にも東野作品がずらりと並び、目立つ平臺にもコーナーが設けられている。こうした書店の様子は氷山の一角にすぎない。これほど長期間にわたって東野圭吾ブームが続いているのは、東野作品がブランド化したことがあるという。
東野圭吾はこれまで90冊余りを出版しているが、そのうち82冊が中國語に翻訳されており、契約を結(jié)んでいる中國の出版社は約20社に上る。2010年前後には出版社の間で契約爭奪戦が繰り広げられたほどの人気ぶりとなっている。
記事によると、注目されるようになった背景には、サスペンス物やタイムスリップ物、ファンタジー物など他の分野と比べて推理小説は出版しやすいことがあるという。1990年代から2000年代初頭までは、中國では推理小説は地味な存在だったが、爆発的に人気に火がついた。
また、中國では海外の有名な小説が次々と翻訳出版されるようになった。東野圭吾は「白夜行」や「秘密」など多くの作品がヒットし、映像化されたことで中國でも注目が高まっていた?!笘|野圭吾ブームが生み出される環(huán)境が整っていた」と記事は指摘する。
そして、「もちろん作品そのものの魅力も欠かせない」とし、中國の出版関係者の話として「起伏に富みテンポよく進む構(gòu)成や予想外の展開、そして感情移入しやすいキャラクター設定が特徴的で、中國でも映像化された作品があることが人気をいっそう助長させた」と伝えている。(翻訳?編集/岡田)
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