中國の遼寧省瀋陽市の地下鉄車內(nèi)で11月25日、席に座りたばこを吸う若者が現(xiàn)れ、注意した乗客ともめる騒動(dòng)が発生した。瀋陽晩報(bào)が伝えた。

喫煙を注意した乗客の男性は、「學(xué)生と思われる若い男性が車內(nèi)でたばこを吸っていたため火を消すよう注意した」と語っており、注意された若者は「通報(bào)すればいい」と気に留める様子はなくたばこを吸い続けていた。

乗客の男性がたばこを奪い取り火を消す強(qiáng)硬手段に出ると、若者は男性につかみかかり首に軽傷を負(fù)わせた。男性は始終手を出すことはなかったが、出張のため急いでおり若者から受けた暴行を追及することなく駅職員に事情を説明してその場を後にしたという。

中國の地下鉄では同様のトラブルがたびたび発生している。2017年3月には江蘇省南京市の地下鉄3號(hào)線で男性が車両內(nèi)でたばこを吸い、注意した乗客が罵られる騒動(dòng)が起き、今年7月には北京市の地下鉄10號(hào)線の車両內(nèi)で電子たばこを吸った男性が注意した乗客をののしる騒動(dòng)が起きた。さらに9月には湖南省長沙市の地下鉄2號(hào)線で、ホームのごみ箱付近でたばこを吸っていた男性が、注意した駅職員に暴行を加えた。

瀋陽市の地下鉄車內(nèi)には「禁煙」の注意書きが貼られているが、今回の一件で男性以外に若者を注意しようとした人はいなかったという。こうしたマナー違反に中國のネットでは喫煙者への厳しい聲のほか、「違法行為に対する沈黙は最大の悪」との聲も聞かれている。（翻訳?編集/內(nèi)山）