2012年11月19日、中國(guó)?北京市で中國(guó)企業(yè)家調(diào)査システムがこのほど発表した、中國(guó)の企業(yè)経営者を?qū)澫螭趣筏?012年度アンケート?追跡調(diào)査の報(bào)告によると、中國(guó)企業(yè)は來(lái)年に採(cǎi)用枠を拡大するが、拡大幅は例年を下回る見通しだという。ラジオ局「中央人民広播電臺(tái)」の第一放送「中國(guó)之聲」のニュース番組?央広新聞が伝えた。

【その他の寫真】

今回の調(diào)査では、來(lái)年に採(cǎi)用枠を拡大する予定とした企業(yè)経営者が約30％に上り、拡大するとした人は縮小するとした人を12％上回った。なお昨年は拡大が縮小を33％上回っていた。採(cǎi)用枠が相対的に大きくなるとみられるのは、中部?西部地域の企業(yè)、大型企業(yè)、國(guó)有系企業(yè)などだ。

雇用構(gòu)造をみると、來(lái)年に出稼ぎ農(nóng)民労働者の採(cǎi)用枠を拡大する予定の企業(yè)が27．8％を占め、拡大するとした企業(yè)が縮小するとした企業(yè)を3．5％上回った。昨年は拡大が縮小を22．3％上回っていた。來(lái)年に大學(xué)卒業(yè)生の採(cǎi)用枠を拡大する予定の企業(yè)は45％に上り、出稼ぎ農(nóng)民労働者の採(cǎi)用を増やすとした企業(yè)の割合を上回った。大學(xué)生の採(cǎi)用枠が大きくなるとみられるのは、中部?西部地域の企業(yè)、大型企業(yè)、國(guó)有系企業(yè)、民間企業(yè)、食品産業(yè)や醫(yī)薬品産業(yè)の企業(yè)などだ。これらのデータからわかることは、來(lái)年は企業(yè)の大學(xué)生の雇用枠拡大幅が出稼ぎ農(nóng)民労働者の雇用枠拡大幅を上回るとみられることだ。中國(guó)の雇用構(gòu)造のグレードアップがもたらした需要の変化は注目に値するといえる。

先に中國(guó)社會(huì)科學(xué)院（社會(huì)科學(xué)アカデミー）人口?労働経済研究所の張車偉（ジャン?チャーウェイ）副所長(zhǎng)は取材に応える中で、「実際に今、人手不足に陥っているのは生産型の企業(yè)であり、製造業(yè)、建築業(yè)などがそうだ。これらの企業(yè)は人集めに苦労しており、募集しているのは単純労働者だ。大學(xué)生の就職ルートはハイエンドサービス業(yè)につながるものが多く、特に大都市での採(cǎi)用が多い。大學(xué)生は急速に増えているが、ハイエンドサービス業(yè)の働き口はそれほど増えていない。ここから中國(guó)のイノベーション型サービス業(yè)の発展の不十分さがうかがえる。雇用の観點(diǎn)からみても経済発展の観點(diǎn)からみても、これらのサービス業(yè)の発展を加速させることが目下の急務(wù)だ」と語(yǔ)った。

また、今や人件費(fèi)の上昇が中國(guó)企業(yè)の直面する最も大きな問(wèn)題となっている。調(diào)査で企業(yè)の経営や発展に際して遭遇している最も主要な問(wèn)題について、その原因をいくつかの選択肢から挙げてもらったところ、人件費(fèi)の上昇を挙げた企業(yè)が73．5％に上った。人件費(fèi)の上昇は3年連続でトップとなっており、関連部門が高い関心を示すことは間違いない。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KS?編集/內(nèi)山）