中國3隻目の空母=8萬トン級で電磁カタパルト裝備、2019年にも進(jìn)水か

Record China    2018年11月29日(木) 15時40分

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中國メディアの環(huán)球網(wǎng)は、中國にとっての3隻目の空母は8萬トン級で、電磁カタパルトを裝備するなどの見方を紹介する記事を掲載した。寫真は中國にとって2隻目の空母。3隻目の空母がカタパルトを裝備すれば、飛行甲板前部の「そり上がり」は姿を消すことになる。

中國メディアの環(huán)球網(wǎng)は27日、中國にとっての3隻目の空母は8萬トン級で、電磁カタパルトを裝備するなどの見方を紹介する記事を掲載した。

中國は1998年にウクライナから未完成の空母を購入し、遼寧省大連に回航して大幅な改造を施した上で「遼寧」と命名し、2012年9月に就役させた。中國にとって2隻目の空母は國産で2015年に建造を公式に認(rèn)め、17年4月に進(jìn)水させた。18年11月時點(diǎn)では試験航海を繰り返す?fàn)顩rだ。同年末に就役する可能性があるとの見方もある。

中國は「遼寧」を「001型」航空母艦、2隻目の空母を「001A型」としている。「遼寧」の満載排水量は6萬7500トンで、「001A型」はやや大きい程度とされる。ただし、格納部分の拡大により、「遼寧」では最大24機(jī)だったJ―15(殲15)艦上戦闘機(jī)の搭載機(jī)數(shù)が、「001A型」では大幅に増えたとの見方もある。

環(huán)球網(wǎng)は27日、「001A型」に続く「002型」空母について、排水量が8萬トン級で航空機(jī)を射出する電磁カタパルトが搭載されるとの見方を紹介した。

記事によると、遼寧の設(shè)計責(zé)任者を務(wù)めた朱英富氏はかつて四川電子科技大學(xué)で行った講演で、「わが國は現(xiàn)在、蒸気カタパルトと電磁カタパルトの両方を研究しているが、私個人の気持ちはより先進(jìn)的な電磁カタパルトに傾いている。これらの技術(shù)は成熟すればすぐに、將來建造される空母に応用されるはずだ」と述べたという。

空母に搭載されるカタパルトとは、航空機(jī)(固定翼機(jī))を加速して射出する裝置で、陸上基地と比べて遙かに短い滑走距離で発艦させるために用いる。軍用機(jī)がジェット化して重量が大きくなり発艦時の速度も大きくなったことにより、空母にとってカタパルトはなおさら重要な裝置になった。

カタパルトを裝備しない航空母艦は、飛行甲板の先端を上方にそり上げた「スキージャンプ式」などと呼ばれる方法で搭載機(jī)を発艦させる。この場合、離陸重量を減らさねばならず、武器や燃料の搭載が大きく制限されるという。つまり、行動半徑や攻撃力などで航空機(jī)本來の能力を十分に発揮しづらいことになる。

実用的な空母用カタパルトの技術(shù)を有するのは米國だけで、1950年代に用いられ始めた蒸気式カタパルトを改良して現(xiàn)在も使用している。米國は次世代型の電磁式カタパルトの開発をほぼ完了し、最新鋭のジェラルド?R?フォード級航空母艦に搭載することを決めた。

電磁式カタパルトは射出時の加速をコントロールできるので航空機(jī)の機(jī)體にかかる負(fù)擔(dān)を減らし、機(jī)體壽命を長くすることが期待できるという。一方で、短時間に膨大な電力を消費(fèi)するので、原子力空母などに適した方式とされる。

環(huán)球網(wǎng)記事によると、朱英富氏は四川電子科技大學(xué)での講演で、中國が建造する空母について「さらに原子力推進(jìn)のことがある。將來、わが國は必ず実施する。皆さんは忍耐心を持って待っていていただきたい。われわれは迅速に世界の先進(jìn)レベルに追いつくと信じている」と説明したという。

米國は現(xiàn)在、ニミッツ級空母10隻と、ジェラルド?R?フォード級空母1隻の、いずれも原子力空母11隻を就役させている。

環(huán)球網(wǎng)によると、朱氏は中國の空母保有數(shù)について「米國のように多い必要はない。ただし、最少でも3隻は保有すべきだ。條件が整い4、5隻保有すれば、さらによい」と述べたという。

なお、中國メディアの捜狐は26日、中國にとって3隻目となる空母について、これまでにインターネットなどで紹介された寫真などから、「2019年に進(jìn)水することには、何の問題もない」との見方を示す記事を掲載している。(翻訳?編集/如月隼人

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