韓國、中國軍機の防空識別圏侵入にピリピリ、「日本海も自國の庭の腹積もり」と警戒

Record China    2018年12月2日(日) 1時0分

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韓國の防空識別圏に無斷進入する中國軍機に韓國側が神経をとがらせている。韓國紙は「韓國と日本が設定したADIZを無力化する思惑」などと分析。「東海(日本海)も自國の庭にしようとの腹積もり」と警戒している。寫真は中國空軍。

韓國の防空識別圏(ADIZ)にしばしば無斷進入する中國軍機に韓國側が神経をとがらせている。韓國紙は「韓國と日本が設定したADIZを無力化する思惑」などと分析。日米韓の対応能力を情報収集すると同時に、「東海(日本海)も自國の庭にしようとの腹積もり」と警戒している。

韓國はADIZでの偶発的な衝突や事故を防ぐために、他國の軍用機が進入する際、事前に通知するよう要請している。しかし、韓國空軍によると、中國空軍機の無斷進入は今年1~9月に約110回を數(shù)える。

11月26日には中國空軍に所屬する電子戦?電子偵察機のY9JBがADIZに進入し、黃海(西海)の離於島~済州島南部~浦項東部~鬱陵島近海を往復するコースを飛行した。このコースを飛んだのは今年7回目だった。韓國空軍は何度も警告して退去を要求したが、無視された。韓國側は韓國中央防空統(tǒng)制所(MCRC)と中國北部戦區(qū)防空センターをつなぐホットラインでも交信を試みたが、応答はなかったという。

ハンギョレ新聞は中國側の狙いについて、「現(xiàn)在、韓國、米國、日本は互いの防空識別圏を認めているが、中國の防空識別圏を認めていない」と指摘?!钢袊馔瑯敜隧n、米、日の區(qū)域を認めずにいる。中國が相次いで韓國と日本の防空識別圏に無斷で進入したのは、韓國やや日本のADIZを無力化しようとする思惑がある可能性が高い」とみている。

さらに中國空軍機の飛行経路のほとんどが離於島付近の空域から始まることに注目。「離於島付近の空域は韓國だけでなく中國、日本がそれぞれ宣言した防空識別圏が重なる地點にある。中國は離於島を自分たちの管轄だと主張する。これまで韓中は離於島付近の海上排他的経済水域をめぐる隔たりを埋められずにいる。中國がADIZに無斷で進入する背景には、離於島に対する権限行使を通じて長期的に紛爭地域化する布石があるという解釈もある」と報じている。

中央日報は中國空軍機の動きについて「中國領域圏を西海から韓半島(朝鮮半島)を越えて東海にまで広げようとする意図を隠さないでいる」と言及。前空軍參謀次長の「東海に進入するのは、戦術的には中國は韓日米の情報を収集しながら3國の対備態(tài)勢を確認しようとする意図で、戦略的には西海を中國の內(nèi)海としたことに続き、韓半島と東海まで“中庭”同然に自分の勢力圏として認めさせようという腹積もり」との見方を紹介している。

同紙によると、國家安保戦略研究院の責任研究委員は「図體が大きくなったら大きな服に著替えるように、中國空軍が力をつけながら活動範囲も拡大している。太平洋進出への要所となる韓半島と東海を勢力圏に編入しながら、同時に宿敵である日本をけん制しようとしている」とも説明?!袱工挨藙抗悉胜皮狻殛L機を飛ばして韓國の意志を毎回強く中國に伝えなければならない。絶対に隙を見せてはいけない」と強調(diào)している。(編集/日向)

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