2012年11月19日、「京広（北京―広州）高速鉄道が來月20日に開通予定」というニュースが某メディアによって伝えられた。鉄道部門など各方面からの確証は今のところ得られていないが、信頼できる情報筋によると、開通は來月末となる可能性が高い。現(xiàn)在20時間以上かかる北京?広州間が、開通後は8時間あまりに短縮される見込み。つまり、広州で朝のお茶を一服した旅行者が、同日夕方には、北京で北京ダックを堪能できるという訳だ。北京晨報が伝えた。

【その他の寫真】

北京?広州間、最速8時間

京広高速鉄道線は、環(huán)渤海経済圏、中原経済區(qū)、武漢都市圏、珠江デルタ経済區(qū)を結(jié)び、北京―石家荘、石家荘―武漢、武漢―広州、広州―深センの4區(qū)間で構(gòu)成される。このうち武漢―広州間と広州―深セン間はすでに開通、運行を開始しており、石武（石家荘―武漢）高速鉄道の鄭州?武漢間は、今年9月に開通した。

現(xiàn)在の北京?広州線は、全長2294km、北京西駅からT15列車に乗車して広州に著くまで20時間以上かかる?，F(xiàn)在の高速鉄道時刻表によると、広州南駅から武漢駅まで約4時間、京広高速鉄道が開通すれば、北京から武漢までも約4時間となる。従って、來月末に北京―広州間の直通列車が開通すれば、北京―広州間の所要時間は最速で約8時間となる見込み。途中駅に停車する場合は、9時間前後となる。京広高速鉄道は今後、香港まで繋がる予定で、2015年に深セン―香港高速鉄道が開通する見通し。高速鉄道一本で、北京―香港間を便利かつスピーディに往來することが可能になる。

北京西駅の待合室、南広場付近に設(shè)置か

京石（北京―石家荘）高速鉄道試験車両が先週、空積みの試運転を開始した。試験車両は不定期に北京西駅に出入りし、北京西駅では10番線のプラットホームを使用している。

京広高速鉄道の開通?運行後、北京西駅では6番線から10番線のプラットホームを使用する見込みが高い。乗客の便宜を図るため、高速鉄道の待合室は、駅南側(cè)に待合室が設(shè)けられる可能性が高い。その場合は、南広場改札口が最も便利になる。

北京西駅は現(xiàn)在、プラットホームの切符売場設(shè)置、待合室の改造、プラットホームの設(shè)備改善など、年末の京広高速鉄道開通に向けた準(zhǔn)備を進(jìn)めている。西駅2階のガラス製ドーム天井はすべてリニューアルされ、全く裝いを新たにした北京西駅が年末にお目見えする。

運賃、2等車で約900元の予想

高速鉄道の乗客にとって、何よりも気になるのは運賃だ。鉄道部門は通常、高速鉄道の全線開通直前に運賃を発表する。しかし、それより前に運賃を予想することは、それほど難しくない。

京広高速鉄道の一部區(qū)間を構(gòu)成する武広（武漢―広州）高速鉄道は、全長1069km、最高時速は300km。1等運賃が740元（約9640円）であることから、1kmあたり運賃0．692元（約9円）が算出できる。2等運賃は465元（約6060円）なので、1km當(dāng)たり運賃は0．435元（約5．7円）となる。

これを基準(zhǔn)として計算すると、全長約2200kmの京広高速鉄道は、1等運賃が1522元（約1萬9800円）に達(dá)することになる。2等運賃でも957元（約1萬2500円）と、現(xiàn)行の北京?広州一等寢臺車の運賃より約200元（約2600円）高い。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/KM?編集/內(nèi)山）