2018年11月30日、韓國?東亜日報は「ロシアが不可能としていた実験、結(jié)局われわれがやり遂げました」との見出しで、2021年に打ち上げ予定の韓國型ロケット「ヌリ號」の試験発射成功について報じた。

記事は、ヌリ號の液體エンジンの試験発射を終えた翌日の29日、韓國初のロケット打ち上げ施設(shè)?羅老（ナロ）宇宙センターで行われた韓國航空宇宙研究院エンジン試験評価チームのハン?ヨンミンチーム長、発射體推進機関體系チームのチョ?ギジュチーム長、発射體體系総合チームのチョン?ヨンドゥチーム長へのインタビューの様子を伝えている。3人は「これまでの開発過程は血を吐くような戦いだった。成功の喜びもつかの間。すぐ次の研究に突入しなければならない」と口をそろえたという。

最も大きな困難はタイトな日程だったという。チョチーム長は「推進機関の総合燃焼試験の日程は動かせないのに、その前に完了すべき開発の日程が後回しにされた。そのため一つの推進機関で今年の5、6、7月に1回ずつ総合燃焼試験を行わなければならなくなった。最も難しい実験を一つの推進機関で3カ月に3回も実験を行うのは前例のないこと」と振り返る。幸い実験は成功し、その後の日程が一気に進行。チョチーム長は「ロシアも不可能な試験だと首を橫に振ったが、効率性を高めて結(jié)局はやり遂げた。韓國の技術(shù)や知識は決して先進國に劣らない。遅れを取っているのは経験だけだが、これで経験もできた」と話した。

今後について、3人は「殘り少ない時間をより効率的に使い、ヌリ號の完成を無事実現(xiàn)したい」と話しているという。

記事は最後に、航宇研発射體企畫調(diào)整チームのチン?スンボチーム長の「若い研究者が苦労しており、発射體の研究現(xiàn)場を離れるのではないかと心配」と憂慮する聲を伝え、「発射體の成功は目を見張るものだが、それを成功させたエンジニアらの生活は厳しい」と締めくくっている。

これを受け、韓國のネットユーザーからは「誇らしい。ありがとうございます」「あなたたちこそ韓國の真のヒーローであり未來！」「國會議員100人より1人の科學(xué)者がよっぽど素晴らしい」と彼らをねぎらうコメントが続出している。また「科學(xué)者らがデモやストライキをするのを見たことがある？ただただ國家技術(shù)の発展のために黙々と仕事をしている。この方たちを優(yōu)待すれば優(yōu)秀な人材が集まり、先進國になれる」「彼らの給料を上げて。いつもサボってばかりの公務(wù)員の給料じゃなくてさ」「休めないことが韓國の問題。競走馬のように働かせる。完成させるのは立派だけど、命を削りながら開発してる」など、科學(xué)者の待遇改善を求める聲も多く上がった。（翻訳?編集/松村）