2018年12月3日、中國(guó)メディアの米爾網(wǎng)によると、中國(guó)のSNS上で飛び交った「イタリアの高級(jí)ブランド、ドルチェ＆ガッバーナ（D＆G）が謝罪を撤回し、中國(guó)製品ボイコットを宣言した」とする情報(bào)はデマだった。

報(bào)道によると、騒動(dòng)の発端は、D＆Gが先月21日に上海で開催予定だったショーのキャンペーンのためインスタグラムやフェイスブック、ツイッター、中國(guó)のウェイボーで公開した動(dòng)畫で、女性モデルがピザなどのイタリア料理を箸を使って食べようとするシーンが「中國(guó)を侮辱した」などと反発を受けた。

さらにこの動(dòng)畫への不満をぶつけたネットユーザーに対し、同ブランドのデザイナーであるステファノ?ガッバーナ氏がインスタグラムで、中國(guó)を公然と侮辱するような発言をしたことなどから、ショーに招待されていた著名人の多くがボイコットを表明し、ショーは中止に追い込まれた。

D＆Gは同月21日夜、SNSを通じて聲明を出し、ショー中止について「中國(guó)、そしてドルチェ＆ガッバーナを愛する世界中の人々に対して私たちが抱いている愛と情熱を持って特別に作り上げたものだった」とし、「今日起こったことは、私たちにとってだけではなく、このイベントを?qū)g現(xiàn)させるために晝夜働いた全ての人々にとっても非常に不幸なことだ。私たちの友人やゲストの方々に心の底から謝意を表したい」などと釈明した。

D＆Gはさらに同月23日、ブランドの創(chuàng)立者であるドメニコ?ドルチェ氏とステファノ?ガッバーナ氏が世界中の華人に向けて謝罪する動(dòng)畫を公開した。両氏は「私たちの言行が中國(guó)の人々と國(guó)家にもたらしたすべてのことに、深い悲しみを感じています」「この経験と教訓(xùn)を忘れることは決してありません。このようなことは決して繰り返されません」「私たちは中國(guó)文化を理解し、尊重するよう最善を盡くします」「最後に、私たちは心からの許しを求めます」などとし、最後に中國(guó)語で「ごめんなさい」と謝罪した。

騒動(dòng)は創(chuàng)始者が謝罪したことで収束しかけたが、中國(guó)のSNS上で最近、「D＆Gが謝罪を撤回した」「創(chuàng)始者が中國(guó)製品ボイコットを呼びかけた」などとする情報(bào)が伝えられ、再び物議を醸していた。

米爾網(wǎng)は、これについて「この情報(bào)を流したのは、中國(guó)のSNSのあるアカウントだ」とした上で、「D＆Gは謝罪の撤回などしていない。D＆Gのインスタグラム公式アカウントには、謝罪動(dòng)畫へのリンクが変わらず掲載されている。謝罪聲明も削除されていない。ネット上で拡散されたD＆Gが中國(guó)との決裂を表明したとされる文章はもともと、イタリアのD＆Gファンによるもので、それがD＆Gの創(chuàng)始者によるものと誤読されたようだ」と指摘。「このような低レベルなデマは、『賢い人は信じたりせず、みだりに広めたりもしない』ということわざ通りであることを望む」とした。（翻訳?編集/柳川）