「宇宙強國」目指す中國、「火星へ人類到達で米國出し抜く?」と米メディア、世界初、月裏側著陸にも成功

Record China    2019年1月12日(土) 14時30分

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中國の無人月面探査機が新年早々、月の裏側への著陸に初めて成功した。「宇宙強國」の仲間入りを目指す中國について、米メディアは「火星への人類到達で米國を出し抜く可能性がある」と警戒している。資料寫真。

中國の無人月面探査機「嫦娥4號」が2019年1月3日、月の裏側への著陸に成功した。月の裏側への著陸は世界初の快挙だった。米國ロシアに続く「宇宙強國」の仲間入りを目指す中國について、米メディアは11日までに、「火星への人類到達で米國を出し抜く可能性がある」と警戒した。

國営新華社通信によると、2018年12月8日に打ち上げられた「嫦娥4號」は1月3日午前10時26分(北京時間)、月の裏面に軟著陸した。月は常に同じ面を地球に向けていて地球から見えない裏側は電波が直接屆かないため地球との通信が難しく、これまで探査機の著陸を成功させた例はなかった。

著陸後、「嫦娥4號」は「玉兎2號」と名付けられた探査車を月面に降ろした。「玉兎2號」からは月の裏側の畫像などのデータが送られている。共産黨機関紙?人民日報の電子版は「低周波電波天文探査と研究、月裏側の地形や鉱物成分、月面淺層構造の探査と研究、月裏側の中性子放射線量や中性原子などの月環(huán)境探査研究を試験的に展開する」と、その意義を強調した。

宇宙開発競爭の後発國だった中國が初めて人工衛(wèi)星を打ち上げたのは1970年4月だった。米國はすでに宇宙飛行士の月面著陸を成功させていた。その後、中國は速いペースで米國やロシアに追い付こうとしており、2003年以來、6人の宇宙飛行士、二つの実験室を軌道上に送り込んだ。將來的には月の有人探査、月面基地の建設や有人宇宙ステーションの打ち上げにも意欲を示している。

こうした中、米CNNは「嫦娥4號」の著陸成功後、「探査ミッションの主任計畫者は國営テレビで『未知の世界を冒険するのは人間の本性だ』と語った」と指摘し、「中國がたった一つの成功で米國を出し抜く可能性がある?;鹦扦丐稳祟愔懁馈工日摛袱?。

CNNは「中國は今、同國初となる無人火星探査機の打ち上げを來年末に予定し、その後2回目のミッションでは火星からサンプルの回収も狙っている」とも報道?!钢袊献畛酩斡钪娓偁帳扦厢幛欷蛉·盲皮い郡趣筏皮狻⒒鹦扦湓陇丐我巴扦闲陇郡矢偁帳蜷_始する側に回るかもしれない」とみている。

トランプ米大統(tǒng)領は火星に宇宙飛行士を送り込みたいと公言し、米航空宇宙局(NASA)に宇宙探査の中核ミッションへの集中を求めている。NASAも中國への対抗心を隠しておらず、ブライデンスタイン長官が3日、米海軍大學校の教授が「月から次に聞こえてくる聲は中國語の可能性が高い」と発言したと報じたCNNの記事を引用し、「ふむ、われわれの宇宙飛行士は英語を話すのだが」とツイッター上で反応したという。(編集/日向)

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