2012年11月23日、日本の財(cái)務(wù)省が21日に発表した今年10月の貿(mào)易統(tǒng)計(jì)データ（速報(bào)値）によると、輸出から輸入を差し引いた貿(mào)易収支は5490億円の赤字で、同月のデータとしては過(guò)去最高の赤字となった。4カ月連続の赤字でもある。同データによると、輸出減少の主な原因は中國(guó)への自動(dòng)車(chē)輸出が前年同月比82％減少したことにあるという。日本貿(mào)易會(huì)の槍田松瑩會(huì)長(zhǎng)は、日本の貿(mào)易赤字は「構(gòu)造的な問(wèn)題であり、解消するのは難しい」上、日中関係の緊張によって輸出が減少しており、貿(mào)易赤字の増加局面が切り替わる可能性は低いと指摘する。

【その他の寫(xiě)真】

典型的な対外貿(mào)易大國(guó)である日本は、輸出が不振になると経済が低迷し、経済が低迷すると雇用情勢(shì)が厳しくなる。日本の厚生労働省が同日明らかにしたところによると、全國(guó)の生活保護(hù)受給者は213萬(wàn)人に達(dá)し、8月から4カ月連続で過(guò)去最高を更新したほか、受給世帯も155萬(wàn)世帯に達(dá)して過(guò)去最多となった。

日本経済はここ數(shù)年ずっと低迷狀態(tài)にあり、多くの日本人がこれまで言われていた「失われた10年」や「失われた20年」がさらに長(zhǎng)引いて「失われた30年」になるのではないかということを懸念している。このため、日本経済を活気づけるのが歴代政権の第一の任務(wù)となってきた。藤村修官房長(zhǎng)官が20日に述べたところによると、景気を下支えするため、政府は予備費(fèi)約1兆円を使って経済対策第2段を打ち出す予定であり、岡田克也副総理も政府の各府省に22日までに具體的な対策を出すよう求めた。衆(zhòng)議院が16日に解散し、本格的な補(bǔ)正予算の編成には時(shí)間がかかるため、第2弾も予備費(fèi)で対応するという。経済対策の中心は「日本再生戦略」や東日本大震災(zāi)からの復(fù)興などのプロジェクトだが、資金の規(guī)模がそれほど大きくないため、経済の浮揚(yáng)効果は限定的だと日本メディアは指摘している。

経済の不確定要因となるリスクは、歐州の債務(wù)危機(jī)、米國(guó)経済の復(fù)興の動(dòng)き、日中関係の影響が引き続き拡大するかどうかなどを主な発生源としている。日本メディアによると、日本の輸出や生産は海外経済の鈍化や日中関係の悪化という二重の圧力を受けて低迷に陥っており、國(guó)民もこうした圧力が國(guó)內(nèi)の設(shè)備投資や雇用情勢(shì)に影響を與え、悪循環(huán)を引き起こすことを懸念するが、日本銀行（中央銀行）はさまざまな點(diǎn)を考慮して、追加の金融緩和を打ち出すことは控えている。

だが野黨?自民黨の安倍晉三総裁をはじめとする政治家たちが金融緩和を叫んでいるため、日銀は今、追加金融緩和の圧力にさらされており、円安圧力も続いている。巖井コスモ証券投資調(diào)査部の田口はるみエコノミストによると、円安はプラスではない。日中関係の悪化はすぐに解決するわけではなく、今後も輸出の低迷を背景とした貿(mào)易収支の赤字継続が見(jiàn)込まれる。貿(mào)易赤字は円安に振れやすくさせ、株式市場(chǎng)にとってプラスになる可能性はあるが、業(yè)種によっては構(gòu)造的な問(wèn)題が悪影響を及ぼすとみている。

あるアナリストによると、日本経済は「長(zhǎng)らく病床にある」。日本政府は病狀が悪化すると手當(dāng)たり次第に醫(yī)者を呼び、あわてふためいてバタバタし、日本経済に本當(dāng)に必要な手當(dāng)や治療が何であるかを深く考えずにいる。今の日本政府にとって最も有用な経済対策は金融緩和ではなく、中國(guó)との関係改善に努力することだと思われる。中國(guó)との関係を改善しなければ、対中輸出によって対外需要を牽引したり、中國(guó)人観光客をたくさん呼び込んで國(guó)內(nèi)需要を牽引したりすることは難しいからだ。京都大學(xué)の若杉隆平名譽(yù)教授は、日本と中國(guó)との國(guó)交正常化から40年が経ち、両國(guó)は経済の上ですでに切り離せない関係にあると指摘した。両國(guó)の消費(fèi)者や生産者はこうした紛れもない事実を肌で感じている。両國(guó)の関係悪化により、日本の製品が中國(guó)に輸出できないとすれば、日本経済に深刻なマイナス影響を與えるだけでなく、世界経済にも大きな影響を與えることになるだろう。（提供/人民網(wǎng)日本語(yǔ)版?翻訳/KS?編集/TF）