中國のマラソン大會(huì)で、ゴール間際のランナーに國旗を渡して愛國心をあおるという演出が物議を醸す中、2日に広西チワン族自治區(qū)南寧市で行われた男子マラソン大會(huì)で、ゴール直後のエチオピア人選手に対するスタッフの行動(dòng)に批判の聲が高まっている。

問題の行動(dòng)は、エチオピア人選手が1位でゴールした直後に起きた。大會(huì)スタッフが選手の腕をつかんで引っ張り、無理やり止まらせたのだ。選手は「つかまないでくれ」と言いたげに右手を上げながらその場にしゃがみこんだ。

その後、このスタッフの行動(dòng)について、各界から危険性を指摘する聲が相次いだ。マラソンコーチを務(wù)める魏彪（ウェイ?ビアオ）氏は「高い負(fù)荷がかかる運(yùn)動(dòng)後、選手の心拍はとても速まっている。急激に止まった場合、大量の血液が大脳や心臓に堆積し、めまいやショック癥狀を引き起こすこともある。ひどい場合には死に至る。これは大げさな話ではない」と語った。

また、スポーツ醫(yī)學(xué)の専門家?王川（ワン?チュアン）氏も「ランナーが急に止められた時(shí)の危険性として、心臓停止や脳死がある」と説明?！负韦丐浩黏长毪趣い︶t(yī)學(xué)的上のデータはない」としながらも、「運(yùn)動(dòng)生理學(xué)の視點(diǎn)から、激しい試合後の選手にはクールダウンが必要で、私たちも日ごろから勧めている」と語った。

スタッフが選手を無理やり止めた理由については、「記念撮影」のためではないかと指摘されている。同大會(huì)ではゴールした上位の選手が、大會(huì)名が記された旗と一緒に記念撮影をする慣例があり、カメラには民族衣裝を著て旗を持った女性2人が、選手に駆け寄る様子が捉えられていた。

一方、大會(huì)の開催にかかわった南寧市體育局は、「記念寫真を撮るため選手を引っ張った」という疑惑を否定?！高x手が倒れそうになったので支えただけ」と説明したが、映像を見る限り選手が倒れそうになった様子は見られない。ネット上でも「観客はみんなばかだと思ってるのか？」「平然とうそをつけるその精神は誰に學(xué)んだんだ」「またいいかげんなことを言い出した。どれだけ面の皮が厚いのか」「言い訳が稚拙すぎる。選手にとっては本當(dāng)に危険なのに」といった批判の聲が噴出している。

中國でのマラソン大會(huì)をめぐっては、最近、ゴール直前に國旗を渡すという慣例が「形式主義的」と猛批判を浴びたばかりだが、記念寫真の撮影という別の慣例が新たな火種となりつつある。（北田）