2012年11月25日、中國(guó)の「アバンギャルド」建築として注目を集める「でかパン」、「ももひき」、「ビキニ」に新たな仲間が加わった。その名もずばり「便座」である。中國(guó)新聞社が伝えた。

【その他の寫真】

上海飛洲集団が15億元（約195億円）を投資して浙江省湖州に建設(shè)中の7つ星ホテル「シェラトン湖州溫泉リゾート」は、世界的に有名なMADアーキテクツの馬巖松（マー?イエンソン）氏の設(shè)計(jì)によるもの。

ホテル側(cè)によると、湖洲シェラトンは指輪型をした唯一無(wú)二の建築物であり、太湖の豊かな水資源を利用し、水の動(dòng)と靜を組み合わせたもので、完成後は世界10大著名建築に申請(qǐng)する予定だという。

北京にある中國(guó)中央電視臺(tái)の社屋ビルは、「でかパン」、「ねじりん棒」、「鳥の足」といった愛(ài)稱がつけられているが、これを嫌った局側(cè)が新たな愛(ài)稱を社內(nèi)で募集するに至った。

江蘇省蘇州市で建設(shè)中の高層ビル「東方之門」には、その形狀から「ももひき」の愛(ài)稱をつけられ、浙江省杭州市には「ビキニ」の形狀をしたスポーツ施設(shè)が建設(shè)されることが明らかになっている。

上海環(huán)球金融中心は「栓抜き」、重慶國(guó)泰蕓術(shù)中心は「火鍋の箸」、稲花香集団の社屋ビルは「酒瓶」と、ここ數(shù)年で中國(guó)に登場(chǎng)したランドマーク建築は、ネットユーザーによる手厳しいあだ名の洗禮を受けている。

ネットでは、「斬新なデザインのビルをからかうな。四角四面のビルでないといけないのか」といった聲や、「目新しさを求めるあまり、外國(guó)の模倣や、外國(guó)人建築家の招へいによって中國(guó)らしさを失いつつある。中國(guó)文化を體現(xiàn)しない中國(guó)建築は、沒(méi)落であり後退だ」という意見(jiàn)が出ている。

これについて、合肥工業(yè)大學(xué)建築?蕓術(shù)學(xué)院の賀為才（ホー?ウェイツァイ）副教授は「建築は公共の蕓術(shù)として、無(wú)數(shù)の観衆(zhòng)の様々な審美眼にさらされている」と述べ、驚くにはあたらないとする一方で「國(guó)內(nèi)の若手建築家の伝統(tǒng)文化に関する素養(yǎng)が低くなり、建築物が批判の的になっている」と指摘した。

浙江省社會(huì)科學(xué)院で助手を務(wù)める王平（ワン?ピン）氏は、「ネット界には何でも批判すればいいという空気がある。設(shè)計(jì)者や利用者の聲も聞くべきではないだろうか」とコメントしている。（翻訳?編集/岡本悠馬）