関上武司 2018年12月9日(日) 16時0分
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筆者が最近、中國訪問の際に注目するのは地下鉄の注意事項で、地域や路線によっては內容がかなり異なっているので非常に面白い。寫真は筆者提供。
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筆者が最近、中國訪問の際に注目するのは地下鉄の注意事項で、地域や路線によっては內容がかなり異なっているので非常に面白い。遼寧省瀋陽市の地下鉄1號線の禁止事項はペットの持ち込み、飲食、ゴミのポイ捨て、タン吐き、椅子の上で寢転ぶといった內容はかわいいもので、車內での大道蕓(No busking)、物乞い(No begging)といったことも表記されていた。
【その他の寫真】
中國の列車、地下鉄、長距離バスといった公共交通機関は乗車前に手荷物のX線検査があり、かなりピリピリしているといった感想だが、公安當局も防ぎきるのが難しいのが利用者の尿意&便意だ。よって、車內では排尿禁止(No urinating)と分かりやすすぎるイラストと一緒に表記されている(食事中の皆様、申し訳ありません)。
にわかには信じられない內容だと承知しているが、筆者は海南省三亜市のバス車內で母親の付き添いで4歳くらいの男の子がビニール袋の中に排尿するシーンを目撃。車內にはアンモニア臭が漂い、通勤途中の乗客は顔をしかめていたものの、関わりあいたくないといった表情をしていた。
近年、中國各地の大都市で地下鉄が運行され、真新しい駅のホームにはホームドアとトイレが設置されている。筆者が見たところ、乗客のマナーは以前よりも向上していると感じるが、中にはとんでもないイレギュラーなマナー違反をする人物がいるため、このような禁止事項が表記されているのだろう。排尿禁止の注意書きは瀋陽と西安の地下鉄でしか見たことがないが、他の地域にも存在している可能性がある。
逆に日本の地下鉄で普遍的に見られる癡漢行為を禁止する內容のポスターの類は中國ではまだ目撃していない。臺灣の高雄市のMRTの禁止事項は飲食と喫煙のみだが、桃園空港のMRTには日本と同様の癡漢行為に関するポスターも見られた。筆者の地元、愛知県の鉄道駅には「駅員への暴力は犯罪です!」といった注意書きが貼られており、全國的に多発している模様。少なくとも筆者が訪問した中國、臺灣、香港、韓國、シンガポール、マレーシア、オーストラリアといった國や地域の公共交通機関では見た記憶がない項目で、かなり恥ずかしいと思ったほうがいい。こういった禁止事項にも國民性が現(xiàn)れるもののようで、地下鉄車內での排尿も駅員への暴力行為もダメ、絶対!
■筆者プロフィール:関上武司
1977年の愛知県生まれ。愛知大學経営學部卒。中國で留學や駐在員としての勤務経験あり。日本や中國のB級スポットを紹介するブログ?軟體レポートの管理人。中國遊園地の取材で中國の全省、全自治區(qū)、全直轄市へ訪問。會社員の傍ら、「中國遊園地大図鑑」シリーズを執(zhí)筆し、メールマガジンのロードサイダーズ?ウィークリーにて「ROADSIDE CHINA 中國珍奇遊園地紀行」を連載中。このほかイベントも開催している。Facebookはこちらtwitterはこちら
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