中國のマラソン大會(huì)で相次ぐ「國旗手渡し」などの問題が物議を醸す中、9日に浙江省紹興市諸曁市で行われたマラソン大會(huì)ではメディアの取材が問題視された。澎湃新聞が伝えた。

マラソンをめぐる「國旗手渡し」問題は、11月に蘇州市で行われた女子の大會(huì)で、ゴール直前に海外選手とデッドヒートを繰り広げる中國選手に無理やり國旗を渡し、レースの妨げになったとして批判の聲が高まったもの。陸上協(xié)會(huì)や國営メディアが相次いで批判する中、その後に行われた紹興市、南寧市のマラソン大會(huì)でも「慣例だから」などの理由で選手に國旗が渡され、運(yùn)営會(huì)社は「馬耳東風(fēng)」などとやゆされた。

そうした中で行われた諸曁市での大會(huì)。國旗手渡しが問題になった過去の大會(huì)と同じ系列の大會(huì)とあって、人々の注目はゴール間際の選手に集まったが、今回は「國旗手渡し」は行われず。澎湃新聞は「同系列の大會(huì)で物議を醸していた“慣例”に、ついにポジティブな改変が行われたようだ」と評(píng)価した。

一方で、同大會(huì)では別の問題があったようだ。記事によると、大會(huì)を中継した中國中央テレビ（CCTV）の記者が、たびたび走行中の一般ランナーにマイクを向けてインタビューを行った。苦しそうに息をしながら走るランナーにマイクを向ける行為に、「ランナーのペースに影響するのでは？」との批判の聲が出た。

同様の問題は過去にも起きていたようで、9月の北京マラソンでは77歳のおばあちゃんランナーに並走して約2分間にわたりインタビュー。視聴者から「おかしいでしょ。走りながら質(zhì)問に答えさせるなんて」「自分ならインタビューされても無視する」といった批判の聲が上がったという。（翻訳?編集/北田）