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<直言!日本と世界の未來>米中貿(mào)易戦爭(zhēng)に勝者はない=世界中が翻弄される―立石信夫オムロン元會(huì)長(zhǎng)

立石信雄    2018年12月9日(日) 7時(shí)0分

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米中の対立は次代の覇権爭(zhēng)いの様相を呈し、厳しい米中関係が続くと見る識(shí)者も多い。米國(guó)はじめ世界景気に陰りが見え始めている中、対立が激化すれば経済的な混亂は必至。貿(mào)易戦爭(zhēng)に勝者はない。日本をはじめ世界中がとばっちりを受けるのではと懸念する。

トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)と中國(guó)の習(xí)近平國(guó)家主席が12月1日にブエノスアイレスで會(huì)談し、米國(guó)が來年1月に予定していた追加関稅措置を猶予することで合意した。米國(guó)の対中貿(mào)易赤字の縮小に向け、中國(guó)が米國(guó)から大豆などの農(nóng)産品を早急に購(gòu)入することや中國(guó)が液化天然ガス(LNG)などのエネルギーや産業(yè)製品を購(gòu)入することも決まった。貿(mào)易戦爭(zhēng)による両國(guó)経済に與えるダメージが拡大する中で、貿(mào)易赤字縮小を公約に掲げるトランプ氏と貿(mào)易摩擦の激化を回避したい習(xí)氏の思惑が一致したようだ。

米中貿(mào)易戦爭(zhēng)がひとまず“休戦“となったことで、世界の経済人は皆ホッとしたことだろう。筆者も同じ思いを抱いた。実際、直後の世界の株式市場(chǎng)は急反発した。

ところが、知的財(cái)産権保護(hù)など中國(guó)の構(gòu)造改革を巡る米中協(xié)議について、穏健派のムニューシン財(cái)務(wù)長(zhǎng)官に代わって対中強(qiáng)硬派のライトハイザー通商代表部(USTR)代表が米側(cè)の責(zé)任者を務(wù)めると発表され、2019年2月末を期限とする90日間の協(xié)議が厳しい內(nèi)容になりそうだとの見通しが強(qiáng)まった。

さらに、カナダ司法省が中國(guó)の通信機(jī)器最大手、華為技術(shù)の副社長(zhǎng)を逮捕したことが明らかになった。米國(guó)が経済制裁を科すイランに製品を違法に輸出した疑いで、米當(dāng)局が拘束を要請(qǐng)していたという。米國(guó)政府は今後、同社に制裁を科す可能性があり、米中摩擦の新たな火種になりそうだとの懸念から內(nèi)外市場(chǎng)で株価が急反落した。

トランプ大統(tǒng)領(lǐng)による対中関稅引き上げなどの保護(hù)主義的な政策と中國(guó)の報(bào)復(fù)措置は、中國(guó)経済の減速を招いただけでなく、米消費(fèi)者?製品物価の上昇や株価急落、大豆など農(nóng)産物価格の急落などの形で米國(guó)自身に跳ね返り、米経済にも深刻な打撃を與えている。多くの企業(yè)の業(yè)績(jī)懸念とマーケットの変調(diào)は、好景気と株価の上昇を誇示してきたトランプ氏には想定外だった。米國(guó)では米中貿(mào)易戦爭(zhēng)によるダメージを懸念した経済金融界の反発が強(qiáng)まり、これに中國(guó)側(cè)の報(bào)復(fù)に伴う農(nóng)産品の大幅値崩れに直面する農(nóng)業(yè)団體が呼応しているといわれる。

底流で米中の対立は次代の覇権爭(zhēng)いの様相を呈し、厳しい米中関係が続くと見る識(shí)者も多い。トランプ政権內(nèi)では強(qiáng)硬派と協(xié)調(diào)派のせめぎ合いが続くことになろう。米國(guó)はじめ世界景気に陰りが見え始めている中、さらに米中貿(mào)易摩擦が激化すれば経済が混亂するのは必至。貿(mào)易戦爭(zhēng)に勝者はない。このままでは日本をはじめ世界中がとばっちりを受けるのではと懸念する。

(直言篇72)

■筆者プロフィール:立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)(現(xiàn)オムロン株式會(huì)社)取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)など歴任。SAM「The Taylor Key Award」受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國(guó)?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM(日本経営近代化協(xié)會(huì))名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)。エッセイスト。

■筆者プロフィール:立石信雄

1959年立石電機(jī)販売に入社。1965年立石電機(jī)(現(xiàn)オムロン株式會(huì)社)取締役。1995年代表取締役會(huì)長(zhǎng)。2003年相談役。 日本経団連?國(guó)際労働委員長(zhǎng)、海外事業(yè)活動(dòng)関連協(xié)議會(huì)(CBCC)會(huì)長(zhǎng)など歴任?!弗蕙庭弗幞螗趣?a target='_blank' href='http://www.wenhuatang.com/search.php?filter=ノーベル賞'>ノーベル賞」といわれるSAM(Society for Advancement of Management)『The Taylor Key Award』受賞。同志社大名譽(yù)文化博士。中國(guó)?北京大、南開大、上海交通大、復(fù)旦大などの顧問教授や顧問を務(wù)めている。SAM(日本経営近代化協(xié)會(huì))名譽(yù)會(huì)長(zhǎng)。エッセイスト。

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