2012年11月28日、露ラジオ局?ロシアの聲（電子版）は、中國が今後世界の超大國を目指すうえで「周辺國との領(lǐng)土対立、民族主義の高揚(yáng)が“二つの落とし穴”になる」との分析記事を掲載した。環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。以下はその概要。

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中國共産黨はこのほど閉幕した第18回黨大會で、2020年にはゆとりある社會を築き、2049年には民主的、文明的で豊かな共生社會を作り上げるとの目標(biāo)を掲げた。中國の新指導(dǎo)者にとって、目標(biāo)の実現(xiàn)には何が障害になるだろうか。

まず考えられるのは、南シナ海など島しょ部の領(lǐng)有権問題だ。中國と対立する日本、フィリピン、ベトナムなど各國は、問題解決に向け米國に支援をあおぐ。これこそ中國にとって落とし穴になる。中國は米國が領(lǐng)土問題をあおりたて、“漁夫の利”を得ようとすることを分かっている。中國は領(lǐng)有権問題をめぐる國民感情が高まるのを押さえる必要が出てくるが、失敗すれば継続的な発展の機(jī)會は失われるだろう。

二つ目の落とし穴になるのは、民族主義の高揚(yáng)だ。領(lǐng)土問題は中國人の民族意識を強(qiáng)く刺激する。中國にとって危険なのは、民族主義(政治や文化において、自身の民族の価値観を至上とする考え)と愛國主義(自國への帰屬心をもち、これを愛し盡くそうとする考え)には明確な境界線がないことだ。大國が形成される過程では愛國主義も同様に高まるものだ。中國國民の一部はすでに、政府に対してより強(qiáng)硬な対外政策を求めている。この落とし穴を避けるため、中國の指導(dǎo)者は多大な努力が求められるだろう。（翻訳?編集/AA）