中國メディア?環(huán)球時(shí)報(bào)は17日、「日本の醫(yī)療滯在ビザの84％が中國人に支給されている」と報(bào)じ、中國人にとっての日本の醫(yī)療サービスの魅力を紹介した。

記事は「數(shù)年前に中國人旅行客による東京?銀座での『爆買い』がニュースになったが、今日では日本獨(dú)自のサービスや體験がより求められる傾向にあり、その中でも最も重要性が高い領(lǐng)域の一つが醫(yī)療サービスである」と指摘。日本企業(yè)の中國市場進(jìn)出を支援する日々向上株式會(huì)社の擔(dān)當(dāng)者は、「日本では、特に末期がん患者などについて、治療の要件を緩和し外國人患者を受け入れる病院が増えたため、近年では多くの患者が日本に來て治療や健康診斷を行うようになっている」という発言を伝えた。

外務(wù)省の統(tǒng)計(jì)によると、18年度の醫(yī)療滯在ビザ発給件數(shù)は合計(jì)1650件で、そのうち約84％に當(dāng)たる1390件は中國人向けだった。記事は、「観光ビザで日本に入國する外國人旅行客であっても醫(yī)療サービスを受けることができるが、長期治療や3カ月以上にわたる手術(shù)を受ける場合を除き、いかなる場合でも醫(yī)療ビザが必要となる」と説明した。

また、記事は「裕福な中國人は、中國の大都市にある一流の病院で混雑を我慢して診療を待つより、國外へ出てより優(yōu)れた醫(yī)療サービスを受けることを望んでいる」と指摘。「多くの中國人患者にとって、日本の保健醫(yī)療とサービスの最大の魅力はその質(zhì)の高さにある。英醫(yī)學(xué)雑誌?ランセットで昨年発表された研究によると、2010年から14年までの71の國と地域における3750萬人の患者データの中で、日本の肺がんと食道がん患者の5年後の生存率は世界で最高となった」と報(bào)じた。

日々向上株式會(huì)社の擔(dān)當(dāng)者は、「日本のがん検診は系統(tǒng)的かつ正確で、それが多くの中國人患者を引き付ける主な要因となっている」と指摘?！杆摔狻⑨t(yī)療に攜わるスタッフの溫和な態(tài)度もその魅力の一つだ。日本の看護(hù)師はわれわれのサービスの利用者と接するとき、自分の足で立つことのできない患者のために床に膝をついて対応する。そうすると患者は『これは中國では考えられない』と驚いてしまう」と話したという。

記事は、「國外、とりわけ日本や韓國で美容整形手術(shù)を行うことが、最近の中國の金持ちの間でステータスのようになっているが、ここ數(shù)年、韓國での整形手術(shù)失敗の事例や醫(yī)療事故が相次いで報(bào)じられたことが、多くの中國人の日本行きを後押しした」と伝えた。

さらに、「良いものは安くない」と日本の醫(yī)療サービスの価格に言及する?！溉毡兢扦蠂窠】当ｊ撝贫燃尤胝撙吾t(yī)療費(fèi)負(fù)擔(dān)は30％のみで済むが、外國人患者は全額を負(fù)擔(dān)しなくてはならない。外國人患者にかかる醫(yī)療費(fèi)は一般的に日本人の2～3倍にもなる」と指摘。「言葉の壁もあり、日本に治療に訪れるほとんどの外國人患者は仲介會(huì)社を通す。仲介會(huì)社が提供する、交通費(fèi)や翻訳費(fèi)などの諸経費(fèi)を全てカバーした『パッケージサービス』などを利用することになるため、さらに高額になる」とした。（翻訳?編集/巖谷）