中國の自動(dòng)車メーカーが海外進(jìn)出を加速し、研究開発センターの設(shè)立、生産拠點(diǎn)の立ち上げ、販売拠點(diǎn)の開拓などを通じてグローバルな競爭力の増強(qiáng)を図っている、と國営メディアが報(bào)じている。南米チリでは中國車の市場占有率が日本と韓國を抜いて首位に立ったという。

國営新華社通信によると、中國自動(dòng)車大手の中國第一汽車集団は中國が主導(dǎo)するシルクロード経済圏構(gòu)想「一帯一路」を主な突破口に海外進(jìn)出している。上半期は東南アジア、アフリカの複數(shù)の國?地域でのプロモーションと事業(yè)展開を強(qiáng)めた。同社の海外事業(yè)は東南アジア、アフリカ、中東、ラテンアメリカなどの五大地域に広がり、48カ國をカバーしている。

吉利汽車、長城汽車、奇瑞汽車、安徽江淮汽車（JAC）、北京汽車など中國の自動(dòng)車メーカーも世界市場への展開を進(jìn)めている。M＆A（合併?買収）、工場設(shè)立、新製品の導(dǎo)入などを通じ、「一帯一路」沿線諸國?地域の市場を重點(diǎn)的に切り開き、一部の國と地域では中國車の市場占有率がますます高まっている。

チリ自動(dòng)車業(yè)者協(xié)會(huì)（ANAC）の最新報(bào)告書によると、今年上半期、中國製自動(dòng)車の販売臺(tái)數(shù)は3萬臺(tái)強(qiáng)。市場占有率は15．6％で初めて韓國と日本を抜き、首位に躍進(jìn)した。うち奇瑞と江淮の販売臺(tái)數(shù)は3500臺(tái)を突破した。

中國のスポーツ用多目的車（SUV）最大手の一つである長城汽車はここ數(shù)年、海外市場開拓に力を入れてきた。海外販売はすでに成果を上げ始め、ロシア、オーストラリア、南アフリカに設(shè)立した販売支社も安定な運(yùn)営を保つ。現(xiàn)地化に傾注し、ロシアのトゥーラ州には総額5 億ドル（約560億円）を投じて年産15萬臺(tái)の完成車工場の建設(shè)に著手した。2019年2月に完成、稼動(dòng)開始する予定だ。

北京汽車集団の南アフリカ工場は今年7月、第一號(hào)車がラインオフした。2016年8月に著工した同工場は、北京汽車傘下の乗用車や四輪駆動(dòng)車や、現(xiàn)地市場に適したその他の自動(dòng)車を生産する。中國企業(yè)が南アフリカとアフリカで投資額が最も大きな自動(dòng)車工場となる。

中國自動(dòng)車メーカーによる「一帯一路」への進(jìn)出に伴い、輸出臺(tái)數(shù)も急増している。中國汽車工業(yè)協(xié)會(huì)のデータによると、1～11月の自動(dòng)車輸出臺(tái)數(shù)は前年同期比20．6％増の96萬1000臺(tái)に上った。車種別では乗用車は24．3％増の70萬1000臺(tái)、商用車は11．8％増の26萬臺(tái)だった。

新華社はアナリストの「一帯一路は中國の自動(dòng)車メーカーと製品の海外進(jìn)出に良好な環(huán)境を與えている」と見方を紹介。その一方で、「現(xiàn)在必要なのはブランド運(yùn)営が多元的で過度に分散しているなどの問題を解決し、新エネルギー車（NEV）やインテリジェント?コネクテッド?ビークル（ICV）の海外輸出を促進(jìn)し、世界一流の自動(dòng)車メーカーになるという目標(biāo)を?qū)g現(xiàn)することだ」と指摘している。（編集/日向）