2012年11月28日午前、新華社通信は異例の速さで國內(nèi)外メディアに対し、「中國海軍艦隊が宮古海峽を通過し、訓(xùn)練のため西太平洋に入った」と発表した。その數(shù)時間後、呉勝利（ウー?ションリー）海軍司令官（中央軍事委員）がメイバス米海軍長官と會談し、中國初の空母「遼寧」の試験航行の狀況について自ら説明した。環(huán)球時報が伝えた。（文：李傑?海軍軍事學(xué)術(shù)研究所研究員）

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中國海軍の大きな出來事をこのようにタイムリーに、素早く伝えたことで、世界の人々に強(qiáng)烈なメッセージが発せられた。第1に、責(zé)任ある、影響力ある大國の海軍として、中國海軍は今後の行動の定例化、常態(tài)化、透明化を強(qiáng)める。第2に、中國海軍は対外交流を一段と重視し、より開かれた姿勢で、他國の海軍との相互理解?信頼を強(qiáng)化し、誤解や誤った判斷を回避することを望む。

長期間かけて中國海軍が列島線突破の頻度と艦艇數(shù)を増やし続け、中距離海域での訓(xùn)練?演習(xí)の內(nèi)容を増やし、取り組みを強(qiáng)化してきたことは隠し立てするに及ばない。だが一部周辺國を「刺激」して、いわれなき「脅威論」の理由を與えないため、中國は控え目に処理し、公表しない方針をとってきた。訓(xùn)練?演習(xí)の後に発表するのが通常だった。だが中國の善意と親切心は往々にして曲解された。事態(tài)を誇張し、デマで人々を惑わし、事実を顧みずに中國艦隊の行動の意図と訓(xùn)練內(nèi)容をでっち上げたり、各種の偵察用の艦艇や航空機(jī)を派遣して中國の正常な訓(xùn)練?演習(xí)活動に対して「非友好的な」継続的偵察?追跡を行う極少數(shù)の物好きが常にいた。

しかし今回、中國はほぼすぐに、國際慣例に基づいて中國の海上訓(xùn)練?演習(xí)の狀況を外部に示したうえ、中國の的確な訓(xùn)練內(nèi)容についても「対外公表」した。こうした行動は現(xiàn)在の中國海軍の外部との成熟した、自信のあるつきあいへの誠意、そして徐々に高まる実力を十分に物語っている。

今後、中國海軍はより多くの分野で開放的な姿を示すことができる。たとえば、世界各國の海軍との交流、艦隊訪問を増やし、訪問先の各國の港で地元の人々の見學(xué)に軍艦を開放し、「調(diào)和ある海洋」という中國人の理念、中國海軍の壯大な発展の狀況、緊急措置、被災(zāi)者救援、対テロ、海賊取り締まり分野の世界への貢獻(xiàn)等々を理解してもらうことができる。

今後中國は米國、インド、ベトナムなどの海軍との合同演習(xí)を強(qiáng)化し、海軍部隊、艦船、基地の見學(xué)に他國をより多く招待し、主要國の海上合同軍事演習(xí)により多く參加することもできる。他國の海軍と海上補(bǔ)給基地や経由?停泊港の共同使用を試みて、海上共同行動能力を高めることもできる。

対外的イメージの他に、民間との交流の強(qiáng)化も重視することができる。たとえば島嶼（とうしょ）観光開発に有益な支援を行うことができる。重要な島嶼に海水淡水化施設(shè)を建設(shè)したり、緊急狀況下や臺風(fēng)の季節(jié)に航行する民間船舶にサービスを提供したりすることができる。

要するに中國海軍は世界の他の國々の海軍と同様、國際的、戦略的、総合的な部隊であり、將來的に現(xiàn)代化、正規(guī)化、情報化に沿って発展し、國の海洋権益を守る最も象徴的で強(qiáng)大なパワーとなるに違いないのだ。（提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/內(nèi)山）