2012年12月1日、米誌フォーブス（電子版）は「中國(guó)のアキレス腱は教育システム」と題した記事を掲載し、暗記式?詰め込み式の教育システムを改善しなければ、中國(guó)は世界で存在価値を高めることができないだろうと説いた。3日付で環(huán)球時(shí)報(bào)が伝えた。

【その他の寫(xiě)真】

中國(guó)の教育システムの重要な役割は子供の獨(dú)立した思考能力を養(yǎng)うことではない。暗記とテストを重視し、個(gè)人の自由な発想を奨勵(lì)しない中國(guó)式教育システムが、ネット上で童話「シンデレラ」を基にしたエピソードで盛り上がっている。

ある學(xué)生がシンデレラのストーリーについて教師に質(zhì)問(wèn)した。「なぜガラスの靴だけが魔法が解けずにそのまま殘ったのですか？」。教師は面倒くさそうに「そこはテストに出ません。細(xì)かいことにこだわって気を散らさないで」と答えた。

こうした中國(guó)の教育システムが、中國(guó)が米國(guó)を追い抜くために役立っているとは考えにくい。例え中國(guó)では優(yōu)秀な學(xué)生であっても、海外の批判精神を持った學(xué)生たちとは比較にならないだろう。ある中國(guó)人の母親は子供を中國(guó)の公立校から私立のインターナショナルスクールへ転校させた理由を「私立學(xué)校が強(qiáng)調(diào)しているのは、何を?qū)Wぶかではなく、いかに學(xué)ぶかだ」と話した。

大學(xué)入試制度が厳しい環(huán)境を生み出し、反復(fù)したテストの実施や大量の暗記などが學(xué)生をテストの點(diǎn)さえ取ればいいという狹い考えに追いやっていく。こうした狀況が中國(guó)社會(huì)全體の利己主義に拍車(chē)をかけ、家庭の利益以外を無(wú)視するような価値観を生み出している。

中國(guó)はますます豊かになっているが、一方で海外留學(xué)を目指す學(xué)生が急増しており、中國(guó)経済に大きな影響を與えている。高額な留學(xué)費(fèi)用と移民のための投資は、本來(lái)ならば中國(guó)國(guó)內(nèi)で消費(fèi)され、內(nèi)需を押し上げるべきものだったからである。さらに、こうした海外留學(xué)生の中には、卒業(yè)後に中國(guó)へ戻らずそのまま海外で進(jìn)學(xué)?就職する學(xué)生も多く、人材の流出も深刻だ。中國(guó)政府は現(xiàn)行の教育システムの問(wèn)題に気づかねばならない。（翻訳?編集/HA）