上海に限らず、中國(guó)の都市で、街角に必ずといってあるのがドリンクスタンド。その中でも不動(dòng)の人気となっている定番メニューが、「タピオカミルクティー」だ。

【その他の寫(xiě)真】

タピオカミルクティーは、中國(guó)語(yǔ)で「珍珠［女乃］茶（チェンジュナイチャ）」と言い、「珍珠」がタピオカのことで、「［女乃］茶」がミルクティーを指す。

タピオカは、キャッサバと呼ばれる熱帯低木の根莖（こんけい）からつくられるでんぷんで、モチモチと弾力のある食感が特徴、若い女性を中心に大人気となっている。

タピオカミルクティーの値段はお店により違うが、標(biāo)準(zhǔn)のトッピングだと1杯13元～15元（約220円～260円）程度だ。そこにプリンやナタデココ、チーズクリームなどなどバリエーション豊かなトッピングを追加することができる。

それに加えて、たいていのお店で、「無(wú)糖、微糖、標(biāo)準(zhǔn)、多糖」といった甘さの程度や「氷無(wú)し、常溫、標(biāo)準(zhǔn)、氷多め」などドリンクの溫度も好みで調(diào)整できる。こうしたカスタマイズができることも魅力の一つで、多様化する若者の嗜好にぴったり合い、今では數(shù)えきれないほどたくさんのドリンクスタンドが立ち並んでいる。長(zhǎng)時(shí)間の行列ができるお店やおしゃれで萌え～！となるお店も出てきた。

中でも「網(wǎng)紅」と呼ばれ、SNSで話題となっているお店が數(shù)軒ある。今回は、上海で絶対飲みたい、人気のタピオカミルクティーのお店を紹介する。

上海のドリンクスタンドで不動(dòng)の人気を誇るのが臺(tái)灣系ドリンクスタンドの「一點(diǎn)點(diǎn)（イィー ディエン ディエン）」だ。スタッフのサービスに定評(píng)があり、若者の圧倒的支持を受ける。ここのおすすめは、「波覇（ボゥーバァー）」と呼ばれる大きめのタピオカ入りのミルクティー。モチモチ感がさらにアップして歯ごたえよく、バニラアイスをトッピングしたメニューが人気だ。

同じく行列店といえば、「LELECHA楽々茶」。一時(shí)期「きったないパン」を販売して話題となり、一躍人気店の仲間入り。この「LELECHA楽楽茶」のドリンクメニューに「きたないミルクティー」がある。ネーミングだけ聞くと飲みたいと思う気持ちが失せそうなのだが、現(xiàn)地では爆発的な大ヒット。

どこの「LELECHA楽々茶」の店頭でも長(zhǎng)蛇の列。並んでも飲みたいと思わせる魅力はやはり見(jiàn)た目のきたなさ（？）か。この2軒は、現(xiàn)在、日本未出店なので、現(xiàn)地でしか味わえないドリンクスタンドだ?，F(xiàn)地で絶対飲みたいドリンクだが、時(shí)間帯によっては行列覚悟。

最近はアプリで事前に注文し、店頭ではピックアップだけする、あるいはデリバリーオーダーなどを利用する若者も多いので、オーダーカウンターに行列ができていなくても、「注文を受けてから1時(shí)間待ちです」などとスタッフに説明されることも多い。

時(shí)間に余裕がないときは、日本にも出店している、鹿のマークでおなじみの「鹿角巷（THE ALLEY/ジ?アレイ）」、COCOで知られる「都可茶飲」や永遠(yuǎn)の定番「快楽檸檬（happy lemon）」などの店舗もおすすめ。行列ができてもさほど時(shí)間がかからずドリンクを受け取れ、店舗數(shù)も多いので、見(jiàn)つけやすい?！付伎刹栾嫛工扦膝抓辚螭违去氓豫螗挨馊藲荬?。

そのほか、まだまだ増えそうなドリンクスタンド、いろいろ飲み比べてみて、好みの味を旅先で見(jiàn)つけるのも楽しみのひとつになる。（提供/フライメディア）