「となりのトトロ」が成功したのはなぜ?ー中國メディア

Record China    2018年12月16日(日) 21時(shí)20分

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14日、澎湃新聞は、宮崎駿監(jiān)督の人気アニメーション映畫「となりのトトロ」が成功した理由について紹介する記事を掲載した。

2018年12月14日、澎湃新聞は、宮崎駿監(jiān)督の人気アニメーション映畫「となりのトトロ」が成功した理由について紹介する記事を掲載した。

中國では14日、「となりのトトロ」のデジタルリマスター版が公開。記事は「本作がジブリ作品の中で占める地位は特殊だ」と紹介している。

「機(jī)動(dòng)警察パトレイバー」などで知られる映畫監(jiān)督の押井守氏によれば、アニメーション映畫が映畫業(yè)界で重要視されていなかった時(shí)代に、數(shù)千數(shù)萬人に及ぶ人たちがこぞってジブリ作品を見に行くという光景は「想像もしていなかった」という。宮崎監(jiān)督は、自身の作品は「テレビではなく映畫で見るもの」とし、「1年または2年に1回でも高いお金を払って映畫を見に行くからこそ、見た作品は一生心に殘る」と話している。さらに、ディズニーのように映畫の産業(yè)化は行わず、「となりのトトロ」のシリーズ化も拒否している。作品には宮崎駿という人物自身を反映させ、子どもたちに「非日?!工蚋肖袱皮猡椁Δ长趣荪辚珐`だからだという。

記事は「宮崎監(jiān)督には映畫製作においての3大原則がある」と紹介。それは、「おもしろいこと」「作るに値すること」「もうかること」だというが、「となりのトトロ」は「もうかること」という原則からは外れていたようだ。本作は貓バスが駅に停車している様子を描いた宮崎監(jiān)督によるクロッキーが原點(diǎn)。最初の映畫化企畫は斷られ、日の目を浴びたのは10年後のことだという。

本作は「天空の城ラピュタ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」のような世界観はないが、作品で描かれる非日常性(小學(xué)生のサツキと妹のメイが、母の療養(yǎng)のため父と一緒に引っ越した農(nóng)村で小さな黒いお化けのススワタリやトトロと出會(huì)う物語)が心をつかんでいる。

本作は1988年、高畑勲監(jiān)督の「火垂るの墓」とともに公開された。趣の全く異なる作品を展開することで、どちらか一方は好みでないという客がいても、大きな損失は出さないだろうという、いわばジブリにとって「保険」的な公開方法であった。記事は、「この結(jié)果、本作は『もうかることを目的としない』作品だが、大きな収益を上げた」と紹介。

なお押井氏は、本作は「子ども向けの映畫ではない」と語っている。同氏によれば「サツキは小學(xué)生なのに研究に明け暮れる父を支え、てきぱきと家事をこなす?,F(xiàn)在このような家庭があるだろうか?本作は宮崎監(jiān)督の心の中にある両親、子ども、農(nóng)村のイメージから生まれた『妄想の産物』である」と紹介。記事は「本作のファンに大人が多いのは、『大人目線』で作られた作品だからなのである」と伝えた。(翻訳?編集/和田)

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