2012年12月2日、あるスペイン紙が「中國(guó)の疑問(wèn)」と題した記事を掲載し、中國(guó)の強(qiáng)國(guó)化に対する歐米諸國(guó)のさまざまな疑問(wèn)よりも、中國(guó)が歐米諸國(guó)に突きつけている疑問(wèn)の方が我々を不安に陥れると説いた。4日付で環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

【その他の寫真】

世界の強(qiáng)國(guó)となるための條件はその時(shí)代によって異なり、一概に確定することは難しい。しかし、世界の強(qiáng)國(guó)になるために必要不可欠な要素は、強(qiáng)大な軍事力やテクノロジー、経済力であると言えるだろう。

中國(guó)は今まさにこの要素を備えつつある。空母「遼寧」の就役や、それに引き続く艦載機(jī)J-15の「遼寧」発著艦訓(xùn)練成功は、中國(guó)の軍事力と科學(xué)技術(shù)の大きな進(jìn)歩の証である。経済分野でも中國(guó)は格段の進(jìn)歩を遂げている。08年にはじまった世界的経済危機(jī)以來(lái)、中國(guó)は各國(guó)での投資を急速に拡大したが、歐米諸國(guó)とは異なり、これらの大部分は國(guó)営銀行と國(guó)営企業(yè)によるものだった。米タフツ大學(xué)の研究レポートによると、中國(guó)の2003年から2010年までの海外投資案件のうち、68％が國(guó)営企業(yè)を通じて実施された。中でも、ラテンアメリカに対しては、87％が國(guó)営企業(yè)によるものだったという。

中國(guó)のこうした動(dòng)きは、中國(guó)が世界の強(qiáng)國(guó)となることに著実に成功しつつある証であり、我々を不安に陥れる。

一方で、中國(guó)は我々に疑問(wèn)を投げかけ続けている。中國(guó)の體制は社會(huì)の変革を推し進(jìn)めているが、西側(cè)の體制は成功を収めているのか？と。

武力の使用を除けば、社會(huì)秩序の安定というものは、合法性に裏付けられた価値観體系の基礎(chǔ)の上に成り立っている。しかし、歐米の歴史を支えてきたこうした倫理や規(guī)範(fàn)は、現(xiàn)代においては存在感が薄くなった。それに取って代わったのは、個(gè)人的な消費(fèi)要求を満たす所得の多寡である。このことで、西洋文明の優(yōu)位性は感じづらくなっている。

中國(guó)は、前例がないほどのスピードで成長(zhǎng)と変化しているが、その政策は民衆(zhòng)の心を掌握するためだけのものではない。中國(guó)は、社會(huì)の変化とさまざまに異なる世論を処理し、指導(dǎo)者たちがあたかもコンセンサスを得ているかのような未來(lái)を建設(shè)しようとしているのである。（翻訳?編集/HA）