Record China 2020年5月15日(金) 8時20分
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中國紙?環(huán)球時報は13日、「科學が政治に敗北、だから米國はウイルスに負けた」と題する社説を掲載した。寫真はニューヨーク。
中國紙?環(huán)球時報は13日、新型コロナウイルスで世界最多の感染者數(shù)?死者となっている米國について、「科學が政治に敗北、だから米國はウイルスに負けた」と題する社説を掲載した。以下はその概要。
新型コロナをめぐって米國にははっきりとした2つの聲が形成された。1つは大統(tǒng)領(lǐng)率いる執(zhí)政チームと議員などによる聲だ。彼らは各州の開放、経済の全面回復を主張している。もう1つは科學者らの聲で、例えば疫學の専門家などは「國內(nèi)で感染癥は完全に制圧されていない。早すぎる経済活動の再開は感染癥の新たなピークを出現(xiàn)させる」との警告を発した。
「中國に責任追及を」との聲も完全に政治圏から出たものだ。米國の科學者でこの聲を支持する人はほとんどおらず、疾病対策センター(CDC)のレッドフィールド所長は12日、CDCが1月2日から中國疾病予防センター(CCDC)と連絡を取り始め、個人としても翌3日に中國側(cè)関係者と科學レベルでの討論を始めたことに言及した。
新型コロナへの対抗は科學が主導する人民戦爭であるべきだが、目下、「科學の米國」はいまだかつてない弱體化に陥り、「政治の米國」が強勢を呈している。大統(tǒng)領(lǐng)をはじめ高官や大物議員が科學の基本常識に背く豪語を繰り返し、企業(yè)活動の再開を強調(diào)して人々には専門家の話を全て信じないよう呼び掛けた。専門家がアドバイスした全國的な追跡?分析システムの構(gòu)築推進を拒み、中國に責任を押し付けることで感染癥をめぐる「政治バランス」を取ろうとしている。
感染癥との闘いは人民戦爭でなければならないが、米國人は科學的に対抗する十分な働きかけを得られなかった。マスク著用という簡単なことでも、米國では「長く曲折した道」となった。一方、社會に対する政治的な働きかけは一刻の停止もない?!父腥景Yを恐れず、経済活動を再開し、中國をののしる」。これが、米政府が人々に絶えず注ぎ込んでいる「感染癥との闘いの寶典」だ。
このような米國がどうやって応戦できるというのだろう。依然、統(tǒng)一戦略の形成はなく、ソーシャルディスタンスは流行の緩和という収穫を得ただけだった。強力な追跡能力を構(gòu)築しない中でのやみくもな経済活動再開では、希望が現(xiàn)れたと思ってもすぐに新たなリスクに覆われてしまう。
米國の今回の表現(xiàn)は、この國の科學力を大きく裏切るものだ。「米國を再び偉大に」させる唯一の道は科學の精神を再び樹立することであり、特に新型コロナを科學で制圧することから始めねばならない。ウイルスが恐れるのは、人々が科學に基づいて配置する隔離壁だけだ。ウイルスは國境を認識せず、米國、中國の區(qū)別もしない。ウイルスはただ、弱いところに致命的な攻撃を仕掛けることだけを知っており、米國の感染者と死者の數(shù)は、今、世界で最も弱いのは米國だということを説明している。米政府は謙虛にこれまでを振り返り、改めて科學を政治の上に置くべきだ。(翻訳?編集/野谷)
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2020/5/14
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