Record China 2012年12月7日(金) 8時0分
拡大
6日、中國には“留守児童”という言葉がある。これは両親が揃って遠隔地に出稼ぎに行き、祖父母と共に故郷に殘った子供のことを指す。沿海地域の福建省福州市に在住する留守児童の多くは、外國籍の子供たちであるという。そこにはどんな事情があるのだろうか?
(1 / 4 枚)
2012年12月6日、中國には“留守児童”という言葉がある。これは両親が揃って遠隔地に出稼ぎに行き、祖父母と共に故郷に殘った子供のことを指す。両親とほとんど會わずに幼年時代を過ごす子供が増えているが、沿海地域の福建省福州市ではさらに事情が異なる。同市に在住する留守児童の多くは、外國籍の子供たちである。そこにはどんな事情があるのだろうか?
【その他の寫真】
福州市政府機関の統(tǒng)計によると、市內(nèi)にはおよそ1萬人の“外國籍の留守児童”が存在する。外國籍と言っても血統(tǒng)は100%中國人だ。彼らの両親は主に90年代、獨身時代に不法入國で米國に出稼ぎに行った中國人労働者たち。そして現(xiàn)地で同じ境遇の者同士が結(jié)婚し、現(xiàn)地で子供を生む。夫婦ともに厳しい労働條件のもとで働き、忙しくて子供を育てられないため、子供はわずか生後數(shù)カ月で祖父母のいる中國へ送り返される。中國では子供の養(yǎng)育費も安い。たっぷりの仕送りを送れば、祖父母のもとにいる子供はある程度の裕福な暮らしが送れる。そして、米國で生まれたこれらの“留守児童”は、米國籍を持っているということになる。
出稼ぎのため海外へ出る人が多い土地柄。福州市內(nèi)の幼稚園には少なからず、こうした“外國籍の留守児童”が在籍している。たいていの場合、祖父母に甘やかされ、物質(zhì)的に豊かな生活を送ってはいるが、精神的な欠乏感を抱えているために、問題行動なども多いという。中には、幼稚園の先生を母親だと思い込む子供も少なくない。小學校に上がれば米國の両親のもとへ帰っていく子もいるが、そこには“言葉の壁”という新たな難関が待ち受けている。こんないびつな育ち方をする子供が、ますます増えているのが現(xiàn)狀である。(翻訳?編集/愛玉)
※<本日の中國TOPニュース>では、中國の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2012年12月6日付の網(wǎng)易(NETEASE)ランキング4位の記事。
この記事のコメントを見る
Record China
2012/12/4
2012/11/30
2012/11/27
2012/11/22
2012/11/2
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら
業(yè)務提攜
Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る