2012年12月7日、シンガポール華字紙?聯(lián)合早報(bào)は、中國(guó)と日本の民族主義運(yùn)動(dòng)について、「影響力に差がありすぎる」と指摘する學(xué)者の論説を掲載した。

【その他の寫(xiě)真】

シンガポール國(guó)立大學(xué)の楊麗君（ヤン?リージュン）博士は6日、日中國(guó)交正常化40周年を記念する國(guó)際フォーラムに出席し、日中両國(guó)の民族主義の臺(tái)頭と両國(guó)の國(guó)境問(wèn)題には密接な関係があると主張した。満州事変以前の中國(guó)では、民族主義はエリート階層に広がっていたが、日中戦爭(zhēng)で群集にまで拡大。1990年代になって中國(guó)が高度成長(zhǎng)期に入り、日本経済が低迷期に陥ると、今度は日本で民族主義が臺(tái)頭したと指摘した。

さらに尖閣問(wèn)題で中國(guó)の示した民族主義運(yùn)動(dòng)について、「即時(shí)性や情緒性が強(qiáng)く、事件が起こればすぐに町へ出て、大騒ぎしながら破壊行為に出る。しかしすぐに靜かになる」と述べ、その理由については「エリート層の中國(guó)共産黨員はその身分から運(yùn)動(dòng)に參加できず、民衆(zhòng)主導(dǎo)の運(yùn)動(dòng)になったため」と説明?！钢袊?guó)政府の外交政策が民意から離れた場(chǎng)合、民衆(zhòng)は民族主義運(yùn)動(dòng)を理由に不満を爆発させる。民衆(zhòng)主導(dǎo)の抗議活動(dòng)は往々にして理性やコントロールを失いがちだ」と話した。

これとは逆に、日本は「エリート主導(dǎo)の民主社會(huì)であり、彼らは多くの発言権と影響力を有している。民間団體はエリートの下で民族主義運(yùn)動(dòng)を文明化、組織化し、継続性のあるものにする」と説明。石原慎太郎氏の尖閣購(gòu)入計(jì)畫(huà)を例に挙げ、「民族主義を利用して政府の方針を変えることに成功した」として、日中両國(guó)における民族主義運(yùn)動(dòng)の影響力の違いを明らかにした。

また、「第2次大戦後、日本はすぐに反共産黨の米國(guó)と同盟関係を結(jié)んだため、ドイツのように心からの反省をしないままでいる。中國(guó)は中國(guó)で、日本との國(guó)交正常化の際に、南京大虐殺や慰安婦問(wèn)題などを棚上げした」と指摘。このため日中両國(guó)間で戦爭(zhēng)に対する認(rèn)識(shí)に大きな違いが生じ、民族主義運(yùn)動(dòng)が何度も発生することになったと述べた。

緊張が続いている日中関係については、「度を超えた民族主義は両國(guó)だけでなく、周辺地域の発展にも影響が出る」と指摘。世界第2位と第3位の経済大國(guó)が協(xié)力しあわなければ、世界経済にも大きな影響を及ぼすと述べた。（翻訳?編集/本郷）