手書きするのは自分の名前だけ!中國の若者、「漢字離れ」顕著に―獨紙

Record China    2012年12月11日(火) 12時10分

拡大

8日、攜帯電話やパソコンの普及で正しい漢字を書けない中國の若者が急増。自分の手で字を書く機會が減ったことやネット用語の亂用などが原因だという。寫真は山東省青島市の小學校の國語の授業(yè)。

(1 / 8 枚)

2012年12月8日、環(huán)球時報によると、南ドイツ新聞は6日、中國の若者に深刻な漢字離れが広がっていると報じた。

その他の寫真

中國語の文字は単なる字母の組み合わせではなく、これを書くには高度のスキルが必要だ。この文字を習得するには精神的にも肉體的にもかなりの苦痛を伴い、長年にわたる努力が必要だ。100年も前に、ある批評家が「中國の書き方練習は苦しい訓練である」として、これを改める必要があると説いた。さらに中國語の文字と話し言葉は別物であり、1つの文字を學ぶには書き方と発音の両方を覚えなければならない。

中國の康熙字典には約4萬7000字の漢字が収められている。日常生活で使用する漢字は約3000字だが、ある調査では回答者の80%が「よく漢字を忘れる」と答えている。中國教育部も「漢字健忘癥」にかかっている學生の増加を指摘。その原因の1つに受験戦爭文化を挙げ、子供たちの頭の中が「數(shù)字と英語でいっぱい」だからだと分析した。さらに重要なことは、中國の若者が過度に電子機器を使用するため、文字を手書きするのは自分の名前だけという狀況にあることだ。そのほかの文章はパソコンやスマートフォンで作成すればよい。電子機器で中國語の文章を作成するには、ピンインと呼ばれる中國語の発音表記をローマ字で打ち込む。そして現(xiàn)れた文字列のなかから適切な文字を選ぶ。こうして若者が漢字を手で書く機會はますます減少しているのだ。

さらに、インターネット上には「88、3Q(Bye?bye,thank you)」といったネット用語が氾濫しており、中國教育部の関係者も「グローバル化と最新技術が中國の伝統(tǒng)と言語に深刻な影響を及ぼしている」と危機感を露わにしている。(翻訳?編集/本郷)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜