2012年12月9日、華字紙?日本新華僑報の蔣豊（ジアン?フォン）編集長はブログで、景気後退を背景にした狀況下で日本の大學(xué)生に意識の変化が生じていると指摘した。

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90年代に文部科學(xué)省が大學(xué)新設(shè)の認(rèn)可基準(zhǔn)を緩和したことで多くの大學(xué)が設(shè)立された。日本の大學(xué)進(jìn)學(xué)率は1991年に25．5％だったのが、2011年には51％にまで高まったが、景気が長期的に低迷する中で大學(xué)生のキャンパスライフと就職に対する意識に変化が現(xiàn)れている。

學(xué)生は人づきあいをしたがらなくなり、勉學(xué)を重視するようになった。調(diào)査によれば、1991年當(dāng)時は「豊かな人間関係」がキャンパスライフに必要だとする人は26％を占めたが、2011年には13．4％にまで減少。「學(xué)習(xí)第一」とする人は1991年には19．9％だったが、2011年には27．1％に増えている。學(xué)位だけでは就職できないと考えている人が増えているとみられる。

また、借金をして進(jìn)學(xué)する人も増えている。1991年には1カ月の仕送りは平均9萬450円だったが、2011年には平均6萬9780円に減少。耐久消費(fèi)財の購入額も減り、奨學(xué)金に頼らざるを得ない學(xué)生も増えており、學(xué)生の間でも経済格差が生じている。

変化は就職にも現(xiàn)れている。以前のように高望みをしなくなり、東大出身であっても安定した雇用が望める地方公務(wù)員を希望する人が増えている。2013年3月に卒業(yè)する大學(xué)生で地方公務(wù)員になることを選んだ東大生は100人を超え、NHKは「安定志向が強(qiáng)まっている」と指摘している。

景気が悪化を続ける中、一方では人手不足となっており、一方では職が不足。ありふれた存在となった大學(xué)卒業(yè)生が負(fù)の連鎖から抜け出すまでどれだけの時間を要するだろうか。（翻訳?編集/岡田）

●蔣豊（ジアン?フォン）

25年以上にわたってメディアの仕事に攜わる。1999年創(chuàng)刊で年間発行部數(shù)324萬部を誇る日本の中國語紙?日本新華僑報編集長。

※本記事は筆者の承諾を得て掲載したものです。