2012年12月9日、シンガポール紙サンデー?タイムズによると、世界的な経済不況の影響を受けて苦境に立たされている中國の輸出企業(yè)の多くが、販売先を國內(nèi)市場へ転向しようと試みている。しかし、実際には様々な障害があり、それほど簡単ではないという。10日付で環(huán)球時報が伝えた。

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日々豊かになっていく中國13億人超の消費者を目の當(dāng)たりにして、不振にあえぐ中國の輸出業(yè)者の多くが國內(nèi)市場への転換を考えている。コンセントや電源類の輸出業(yè)を営む陳さんも國內(nèi)市場転向を考えている一人だ?！负Ｍ猡尉皻荬瑦櫎胜盲皮?、外國人との商売も昔のようにはいかなくなった。代金を期日通りに支払ってくれなかったり、踏み倒されたりもする」と話す。しかし、國內(nèi)市場への販売は、陳さんが思っていたよりも難しく、「中國では何をするにもコネが必要。私はコネがないから大きな注文は取れない」と嘆く。

多くの輸出業(yè)者も陳さんと同じような狀況だという。ルールに基づく明確な取り引き環(huán)境が確立している歐米市場に比べ、中國市場はより複雑で、公平な競爭環(huán)境が欠けている。中山大學(xué)の林江（リン?ジアン）教授は「各地方政府が市場の販売ルートや組織に対して大きな影響力を発揮しているが、地方政府の高官と関係を築くのは容易ではない。時間をかけて、絶えざる努力を続け、高官と交流を保った後に、市場參入の問題を依頼する必要がある」と話し、市場參入の難しさとともに、コネの重要性を指摘した。

コネのない業(yè)者にとって、ネットショップの開店は比較的取り組みやすい手段だ。世界最大のインターネット人口を誇る中國では、今や多くの人がありとあらゆるものの購入にネットショッピングを利用している。しかし、毎日約1萬店が新規(guī)に開店し、ほぼ同數(shù)が閉店していると言われるほど熾烈な競爭が展開されており、ここで成功することは容易ではない。

一方で、醫(yī)療?保健や教育関係など、國內(nèi)市場に転向しやすい業(yè)種もある。こうした分野の國內(nèi)ニーズは急速に伸びているものの、品質(zhì)の良い製品やサービスが比較的少ないからだ。

ある出版會社の社員は「英語の児童書は、以前は大部分を海外に輸出していたが、その後國內(nèi)企業(yè)からも注文が入るようになった。その理由は親が小皇帝（訳者注：一人っ子政策によって、原則一家庭に一人だけの、過保護に育てられた子供のことを指す）には出費を惜しまないから。子供市場は非常に利益の大きな市場だと思う」と話している。（翻訳?編集/HA）