中國人はこの問題でもう10年も外國人に笑われている―中國メディア

Record China    2018年12月25日(火) 11時30分

拡大

23日、參考消息は「中國人はこの問題でもう10年も外國人に笑われている」と題するコラム記事を掲載。中國語の意味を直訳した英語が「チングリッシュ」と呼ばれ外國人に笑われてきたことや、最近の変化について紹介した。

2018年12月23日、參考消息は「中國人はこの問題でもう10年も外國人に笑われている」と題するコラム記事を掲載。中國語の意味を直訳した英語が「チングリッシュ」と呼ばれ外國人に笑われてきたことや、最近の変化について紹介した。

記事はまず、中國人が公共の看板などを英語に訳する際「妙な翻訳が多く、たびたび外國人の笑いのタネにされてきた」とし、例として「有害有毒●圾(●は土に立)(有害ごみ)」は「Poisonous&Evil Rubbish(有害な悪魔のごみ)」、「殘疾人廁所(身體障害者用トイレ)」は「deformed(奇形人)toilet」などを紹介。これらは中國語(Chinese)から直訳した英語(English)という意味で「チングリッシュ(Chinglish)」と呼ばれている。

記事は、英國のあるメディアの報道を引用し、「北京政府は2022年の冬季五輪開催へ向けて、大規(guī)模な『チングリッシュ』の修正に著手した」と紹介。08年の北京五輪開催時には、英メディアで「大都市?北京ではTシャツに印字された訳の分からない英語を目にする。文法も何もかもめちゃくちゃ」などと報じられたという。

また、「中國政府は海外メディアに指摘される前から本件を問題視しており、改善しようと行動してきた」と紹介。北京五輪開催前には北京市、天津市で公共の標識、看板の英語表記の大規(guī)模な修正活動を行い、6500余りの「チングリッシュ」が修正されたという。10年の上海萬博の前にもボランティアを募って修正活動が行われたそうだ。さらに、北京市は中國人が最も関心を持つ「食」から修正を始め、12年には中國語のメニューを英語に翻訳するためのマニュアルを公表した。

しかし記事は、「このように改善が進む中でも、海外メディアは依然としては中國人をあざ笑っている」とし、米紙ニューヨーク?タイムズで「チングリッシュ」特集が組まれ、その中で「厳禁酒後開車(飲酒運転禁止)」とする英訳が「do drunken driving(飲酒運転をしよう)」と訳されていたことが伝えられたことを紹介。「外國人が中國人の英語を笑う狀況が今も存在する」とした。

記事は一方で、11年に上演された舞臺「中式英語(Chinglish)」を紹介。米國籍の華僑で著名な劇作家として知られる黃哲倫(フワン?ジェールン)氏が、英語と中國語のせりふを混ぜて作った劇だという。英BBCが本作品を「英語、中國語の言葉の隔たりを埋めるような作品だ」と評価したことにも觸れた。「オックスフォード英語辭典」には「チングリッシュ」である「long time no see(久しぶり)」(中國語は「好久不見」)などが掲載されており、インターネットの普及も追い風となり一部の「チングリッシュ」が市民権を得つつある狀況も紹介した。

記事はその上で、「『チングリッシュ』は『笑いのタネ』から一部は海外へ『輸出』されるようになった」と伝え、米國のあるメディアでは「いかなる言語も変化を続けている。米國人が海外へ行った際に學ばなければならないのは、自分の母國語である英語になる日も近い」と報道されたとした。一方で、「ただし、『deformed(奇形人)toilet』などは修正されなくてはならない。人を傷つける可能性のある言語は、東西雙方の文化でも受け入れられない」とも指摘している。(翻訳?編集/和田)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業(yè)務提攜

Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら

業(yè)務提攜