2018年12月24日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、米中間の経済的な対立が激化する中で、米當(dāng)局が中國(guó)人研究者の10年マルチビザ発給を拒否するケースが多発していると報(bào)じた。

記事は「米中貿(mào)易戦爭(zhēng)が起きている最中、華人のSNSでは近ごろ、米國(guó)が中國(guó)人の観光ビザ発給を拒否する割合が急増し、中國(guó)人に対する入國(guó)審査もより厳しくなっているとの情報(bào)が拡散している。また、北京の米國(guó)大使館がすでに一部の研究者の10年マルチビザを取り消したとの情報(bào)も出ている」と伝えた。

また、中國(guó)人研究者による米國(guó)のビザ取得をめぐって2つの変化があったと説明。1つめはビザ発給の承認(rèn)者について「米中関係の研究者によると、米國(guó)大使館は何も理由を説明していないが、今後のビザ発給には総領(lǐng)事と面談のうえ署名を受ける必要があるという」とし、2つめは審査の手続きが長(zhǎng)くなり、しばしば追加資料の提出を求められるようになったとしている。

このような情報(bào)が出回る背景として記事は「米國(guó)に赴く中國(guó)の留學(xué)生や研究者に対して中國(guó)當(dāng)局が米國(guó)の研究機(jī)密や知的財(cái)産権を盜むよう指示している」と米國(guó)の反諜報(bào)當(dāng)局が指摘したこと、トランプ米大統(tǒng)領(lǐng)が今年に入って何度も「中國(guó)人留學(xué)生はほとんどスパイだ」などと発言してきたことがあると紹介した。

記事によると、今年1～6月に2000人を超える中國(guó)人學(xué)生が「米國(guó)のビザ取得のためにより厳しい審査を余儀なくされた」と語(yǔ)っており、昨年の同じ時(shí)期に比べて500人以上多くなっているという。記事は、米商務(wù)省が「米國(guó)の重要な部門にて研究者や管理者を務(wù)める中國(guó)人がビザを申請(qǐng)する場(chǎng)合、米國(guó)の多くの機(jī)関による特別許可を経る必要がある」とコメントしたことを挙げ、特に科學(xué)技術(shù)専門の學(xué)生は特別な審査を受ける可能性があると伝えている。（翻訳?編集/川尻）