2012年12月13日、臺灣外交部主催の「釣魚島（尖閣諸島）作文コンクール」が開催され、新竹の高校生、張統(tǒng)一（ジャン?トンイー）君が優(yōu)勝した。だが、その珍しい名前があだとなり、バッシングが起こっている。環(huán)球網(wǎng)が伝えた。

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統(tǒng)一君の作文は、今年起こった尖閣諸島の事件について、臺灣、中國、日本のそれぞれの立場を書き、中華民國が「釣魚島の主権を有している」ことについて歴史、地質(zhì)、地理的に実証したもの。審査員からは「歴史的背景をわかりやすく整理し、的を射た問題提起をしている。若者の愛國心が豊かに表現(xiàn)されている」との評価が下された。

統(tǒng)一君は今回のコンテストについて、「作文コンクールで釣魚島の主権問題が解決するとは思わないが、これを通じて、一般國民の國家主権に対する考え方を理解できた。國家に責任を負うのは政府だけでない。國民が自ら関心を持たなければ、國は強く豊かにならない」とコメントした。

今回の受賞について、ネット上では「統(tǒng)一」という名前が與黨國民黨の目標である最終的な中臺統(tǒng)一を連想させることから、「審査員は名前で選んだ」という批判が起こり、「外省のイヌ、ブタ」という罵聲が浴びせられている。

これについて両親は、「子どもの名前は祖父が付けたもので、そういう意図があったものではないし、家でも政治の話はしない。子どもの名前だけを取り上げて攻撃するのは不公平だ」と訴えている。

臺灣の林永楽（リン?ヨンラー）外交部長は「平和的解決が必要であることは皆の共通認識だ。もちろん、數(shù)十年にわたる問題であり、一足飛びに解決する方法を若者に期待することは不可能だ」と述べた上で、「審査は公正に行われたもので、作文は素晴らしい內(nèi)容だった」とコメントしている。（翻訳?編集/岡本悠馬）